シンポジウム
開催日
(日本時間)
SATREPSシンポジウム 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力
受付期間:
- (日本時間)
場所
帯広畜産大学講義棟25番教室およびオンライン配信(Zoom)

「支援部門」とは、研究者が求める環境の準備のためにトラクターなどで畑の耕起に水田の代掻き、作物の状態を見ての農薬散布、まんべんなく全体に散布するための散布の仕方など、普段の生活ではあまり行うことのない作業ばかりです。ですが、最初からうまくできる人などいません。日々反省改善点やうまくいくための方法を模索していく中で、自分なりの方法が見つかります。
これから、就職活動で苦しいことやうまくいかない事の方が多いと思いますが、反省改善を生かす中で自分なりの方法で頑張ってもらいたい思います。自分を信じて頑張ってください。応援しています。
その結果、国際農研で一緒に働くことができたらうれしいです。

職場の雰囲気はとても暖かく、困っていることがあれば部署や年齢関係なくいろいろな人が手助けをしてくれます。プライベートのことでも気軽に話すことができるような気さくで優しい先輩が多いです。国から必要とされている機関なので、もちろん雇用の面でも充実した福利厚生など安定性があります。ワークライフバランスを実現しやすい環境であると周りの先輩たちを見ていて強く思います。少しでも国の力になれる職場で働いてみたいという方は国際農研に興味を持ってみてください。

国際農研では、職員のほかに海外からの招へい研究者や大学院生など様々な人が在籍しており、国際色豊かな場所でもあります。日本の機関でこのような国際農業研究についてアプローチしている場所はなかなかありません。海外や地球環境に興味がある、開発途上地域の生活に貢献したい、食に関する仕事がしたい、などなど、国際農研の取り組みについて面白そうと思っていただけましたらぜひ一緒に働いてみませんか?

国際農研には、頼りになる上司と先輩が多く、いつも明るい雰囲気で良い職場です。休日や昼休みには有志の同僚と野球やテニスをして交流を深めています。研究者の中には外国籍の方も在籍しているので、日本にいながら世界各国の文化と触れられることも楽しみのひとつです。

研究分野を大きく転換するかどうかを悩んでおられる方ももしかするといるかもしれません。もちろん初志貫徹ができればそれは素晴らしいことですし、分野を変えれば新たに学ばなければならないことも多く大変なことも多いと思います。実際私も分野を途中で変えたことにより、回り道をしてしまったなと思うこともあります。ですがその回り道によって、将来の仕事にしようと思えるような興味深い研究テーマに出会えたのも事実です。研究テーマや手法の大きな転換はもちろんリスクにもなりますが、新たな気づきを得る良いチャンスになることもあるかもしれません。

私は妻が出産した際に、何か月か育児休業(育休)や有給休暇を取得しました。女性が赤ちゃんのケアにかける労力は大変なものです。若い男性研究者の皆さんは、育休などの制度を活用すると、このような負担を軽くすることができますし、何かしら得られるものもあるのではないかと思います。
若い女性研究者の皆さんにも、出産や育児のためにある程度長く休業しても、その後に研究の世界に戻る道は開かれているということをお伝えしておきたいと思います

私たちの足もとに広がっている土壌は、食料生産を支える基盤ですが、温室効果ガスの発生源となったり、土壌侵食や土壌肥沃度の低下などさまざまな問題を抱えています。このようなさまざまな問題の解決のためには、正しい科学的な知識に基づくアプローチが必要です。ご自分の興味や関心、問題意識を大切に、いろいろなことに挑戦していただければと思います。

研究職へ進むことを躊躇する人は多いかもしれませんが、興味があったら諦めずに挑戦してもらえたらと思います。現状では女性研究者が爆発的に増えたということはなく、大学や大学院修了後の将来像が見えづらいのも事実です。国外に目を向けてみると、女性研究者の進路やライフスタイルも様々で、身近にある理系出身だったらこうすべき、といった概念を取り払ってくれます。色々な情報を集め、そこから自分の漠然と描く将来を具体化させ、輝かしい未来を開いて頂ければと思います。