「この風景 石垣島のどこ!?」(30) オウシマダニ撲滅の碑

オウシマダニ撲滅の碑

オウシマダニ(Cattle Tick、学名:Rhipicephalus microplus)は、明治時代にはすでに沖縄県に生息していたと言い伝えられています。 八重山地域では、昭和9年、昭和13から14年、昭和28年から29年の3回、オウシマダニが媒介するバベシア症の大発生がありました。そして沖縄の復帰直前の昭和46年から、石垣島で本格的なオウシマダニ駆除事業が開始されました。 しかし八重山地域では沖縄本島などと比べて、放牧・繁牧が多いこと、原野で繁牧されている牛も多く、脱柵する牛などのため、全頭ダニ駆除の実施は困難を極めました。平成3年からは、八重山諸島の各島を年毎にダニ駆除を推進したことにより、平成3年に竹富島、鳩間島。平成4年には小浜島、波照間島。平成5年に与那国島。平成6年に西表島。平成8年に石垣島でオウシマダニの撲滅が達成されました。その後も、血液原虫検査などの各種検査を継続して、平成11年4月の家畜防疫対策要綱の改正に伴い、八重山地域からの牛の移動制限が解除されました。
(参照元:沖縄県公式Webページ内の「オウシマダニ撲滅記念誌」)
※ ミバエ類と同様に、オウシマダニ再侵入への警戒が継続して行われています。

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