「この風景 石垣島のどこ!?」(21) フミダカーラのトゥファ(多孔質の炭酸塩集積物)

フミダカーラのトゥファ(多孔質の炭酸塩集積物)

トゥファ(tufa)とは多孔質のカルシウム炭酸塩の堆積でできた石灰岩であり、石灰岩地域の湧水や河川水などの淡水から形成され、その生成にはシアノバクテリア(光合成細菌)が関与していることが知られています。フミダカーラでは豆石状のトゥファ、落差3mを超える滝状トゥファ、テラス状トゥファ(写真)など、様々な形態のトゥファを観察することができます。フミダカーラのトゥファは県内最大規模とされ、石垣島の地史を考えるうえで貴重な天然記念物です。2016年に石垣市の天然記念物に指定されました。なお、トゥファの持出しや毀損は厳禁です。科学的な重要性の理解に努め、トゥファを傷つけないように慎重に歩くなどの配慮をしてください。
(参照元:石垣市文化財課が設置した現地の案内板、「石垣市の文化財」石垣市公式Webページ)

市指定文化財
名称:フミダカーラ流域の炭酸塩堆積物
種別:記念物
区分:天然記念物
指定年月日:H28.3.4

R4(21)360d

「この風景 石垣島のどこ!?」へ戻る第16回熱研一般公開(オンライン)へ戻る

今後のイベント企画のため、アンケートへのご協力をお願いいたします。