Terminalia chebula Retz. (Combretaceae)

学名
Terminalia chebula Retz.
科名
シクンシ科
和名
ミロバランノキ
現地名
Sam-o thai
中型、高さは最大25 m、見た目が様々な落葉樹、幹は通常は短く円筒形、長さ5 -10 m。樹冠は円形、枝は広がる。樹皮は通常は縦方向の亀裂が生じており、木質の鱗片を持つ。小枝は錆色の絨毛またはほぼ無毛。[葉] 互生葉または対生葉、単葉、薄く革質、卵形または楕円状倒卵形、7-12 × 4 - 6.5 cm、基部は円形、葉先は鈍形からやや鋭形、全縁、葉裏は短毛。葉柄の長さは最大2 cm、葉身の基部に腺が2本。[花序] 穂状花序が腋生、長さ5-7 cm、単一花序または稀に穂状円錐花序。 [花] 直径約4 mm、黄色がかった白色、不快な匂いを放つ。[萼] 5裂。[花冠] なし。[雄蕊] 10本、伸び出ている。[子房] 下位、1室。[果実] 倒卵形または長楕円状楕円形の核果、長さ2.5-5 cm、大よそ5角形、成熟すると黄色からオレンジ色がかった褐色、無毛。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
標高1,500 mまでの落葉混交林に分布。粘土質から砂質まで様々な土壌で育つ。種子播種により繁殖する。種子休眠は核(stone)を長時間発酵させるか、または胚を損傷させることなく核の広がった端部を切り取り、その後冷水に36時間さらすことで打破できる。果実は雨期の終わりに収穫される。
新鮮な果実は生で、または保存食として「サモー チェー イム(果実のシロップ漬け)」に利用される。乾燥した果肉に含まれるタンニンの量は平均して30-32%である。
果実
果実