Sauropus androgynus (L.) Merrill (Phyllanthaceae)

学名
Sauropus androgynus (L.) Merrill
科名
コミカンソウ科
和名
アマメシバ
現地名
Phak wan baan
直立型、無毛、多年生草本、雌雄同株の低木、樹高は3.5 mにまで到達する。[葉] 2列性、互生葉、長楕円形から円形、2-7.5 × 1-3 cm、全縁、葉裏は粉白色、葉表は暗緑色。[花序] 腋生の密な密散花序。[花] 単性花、花冠はない。宿存性でやや強烈な赤色の萼。雄花の萼は円盤型、直径6-10 mm。雄蕊は3本、合着している。雌花の萼は半分以上の長さまで6裂、裂片は幅6-8 mm。柱頭は3本に分枝し、赤色、それぞれが二葉性。[果実] 球形から僅かに6角形の蒴果、直径は約1.5 cm、白色、3弁へと裂開。[種子] 角形、黒色。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
常緑樹林、伐採の跡地、低木林、岩場または荒廃地、道路脇に広く分布しており、標高1,300 mまでで栽培される。  枝挿しにより増殖でき、商業的な作付けでは30-40 x 30-40 cmの間隔を取って植えられている。新たなシュートの生育を刺激するために定期的に摘み取る必要がある。
若いシュートは生で、または様々な料理において(茹でるか炒めることにより)調理して食べられる。例えば、「ゲーン パック ワーン バーン(スパイシースープ)」などの料理が知られる。可食部100 gあたりの成分は水分79.8 g、タンパク質7.6 g、脂肪1.8 g、炭水化物6.9 g、Ca 234 mg、P 64 mg、Fe 3.1 mg、ビタミンA 10,000 IU、ビタミンB1 0.23 mg、ビタミンB2 0.15 mg、ビタミンC 136 mg、灰分2.0 g、食物繊維1.9 gである。
注意: 本植物から製造した加工品を大量摂取後に呼吸困難症状に陥った例が日本と台湾で報告されている。
果実
果実