Moringa oleifera Lamk. (Moringaceae)

学名
Moringa oleifera Lamk.
科名
ワサビノキ科
和名
ワサビノキ, モリンガ
現地名
Ma-room
樹木または低木、多く分枝しており、高さ3-10 m、幹の直径は10-30 cm。樹皮はコルク質、白色がかっているか灰色または淡黄色、粗い繊維を含み、傷つけると白色の樹液が滲出する。根は塊根であり、その皮は刺激的な臭いを放つ。若いシュートは紫色がかっているか緑色がかった白色で、通常は微軟毛である。[葉] 互生葉、2-3回羽状、長さは最大60 cm、羽状は4-6対、関節がありすぐに脱落する。小枝の末端の方に向けてやや密集している。葉柄の長さは4-15 cm、小葉柄は1-6 mm。小葉は6-11枚、楕円形または倒卵形、0.5-3 × 0.3-2 cm、無毛または微軟毛。[花序] 直生から広がる円錐花序、長さ8-30 cm、多数の白色からクリーム色の芳香性のある花。小花柄の長さは1-2 cm、頂端付近でつながっている。[萼] 筒状、5裂、緑色。[花冠] 5裂片、長楕円状へら形、長さ1-2 cm、不均等、最も大きいものは直生しその他は反り返っている。[雄蕊] 5本、仮雄蕊は3-5本、両方とも基部は有毛。[子房] 上位、子房柄は長さ2-3 mm、密毛。花柱は筒状で開いた管があり、頂部は切形。 [果実] 3角形、短剣形、垂れ下がった蒴果、長さ10-50 cm、直径1.5-2.5 cm、最初は緑色で後に褐色へ変色、無毛、各弁に隆条が3本。[種子] 亜球形、三角状、直径は1-1.4 cm、長さ0.5-2.5 cmの薄い翼が3枚ある。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
日あたりが良く、水はけの良い土壌を好む。種子または枝挿しにより増殖できる。
未熟な果実と若いシュートは通常は「ゲーンソム(酸味のあるスープカレー)」や「ゲーン マルーム(モリンガのスープカレー)」などの材料になり、若いシュートと花序は茹でるか湯通しした後に「ナム プリック(ディップソース)」とともに食べられる。
可食部100 gあたりの成分は水分87 g、タンパク質2.5 g、脂肪0.1 g、炭水化物3.7 g、灰分2.0 g、食物繊維4.8 g、ビタミンA 184 IU、ビタミンB1 0.05 mg、ビタミンB2 0.07 mg、ナイアシン0.2 mg、ビタミンC 120 mg、Ca 30 mg、P 110 mg、0.2 mg、ビタミンC 120 mg、Ca 30 mg、P 110 mg、Fe 5.3 mgである。
果実
果実