Melientha sauvis Pierre (Opiliaceae)

学名
Melientha sauvis Pierre
科名
カナビキボク科
現地名
Phak waan paa
野生樹木、常緑樹、樹高は最大10 m。 [葉] 単葉、互生葉、楕円形から卵形、鈍形または稀に尖鋭形、無毛、葉表は光沢のある緑色、革質であるが傷がつくと脆く、長さ6-12 cm、幅2.5-5 cm。葉柄の長さは1-3 mm。[花序]単生または総状花序のグループに分類され、茎または葉のない枝につく。稀に葉腋につく。長さ15-20 cm。[花] 雌雄異株、4数性または5数性、花被片の長さは1-1.5 mm、緑色。[果実] 核果、楕円形、肉質の中果皮、長さ2-3 cm、幅1.5-2.0 cm、未熟な間は緑色、成熟すると黄色。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
標高1,500 mまでの乾燥した落葉樹林でよく見られる。 近年では大規模栽培も行われている。種子から栽培される。完熟した種子は採集され、多肉質な中果皮は取り除き、種子はきれいにして一晩水に浸してから、雨期の始まり(タイでは5月の第一週または第二週)に2 × 3 m間隔で地面に直播される。種子は3ヵ月以内に発芽する。最初の2年間は苗の生育が非常に遅く、手作業で慎重に挿し木するか除草する必要がある。初年度は苗まわりの土壌を荒らさないこと。マルチと十分なコンポスト化した肥料施肥が推奨される。この植物種は4年目または5年目までに最初の収穫段階に入る。 
若いシュート、葉、花は珍味とされており、最も高価な在来野菜の一つである。スープまたは干し魚カレーに入れる野菜として使われる。  
注意: この植物種は非常に有毒な近縁種である<i>Urobtrya siamensis</i>とかなり似ており、経験の浅い採集者の多くが頻繁に混同してしまう。それは、これら二つの植物種が生態学的条件が同じ生育環境に分布している為である。後者は苞葉がある点、葉腋に垂れ下がる総状花序がつく点において異なる。また、果実も小さく、熟すと鮮やかな赤色になる点が異なる。
果実
植物体