Lagenaria siceraria (Molina) Standl. (Cucurbitaceae)
雌雄同株の一年生のつる植物、茎には隆条線があり、巻きひげは強く、通常は2裂、枝は不均等。葉柄の長さは最大20 cm。[葉] 単葉、互生葉、卵状腎形または類円形、直径は最大30 cm、裂けていないか僅かに裂けており、5-9裂片、歯状、短毛、麝香(ムスク)の香りがする。[花] 腋花、単生、白色、直径は最大12 cm。[萼] 鐘形、5裂。花弁 5枚、離生。[雄花] 長い小花柄につき、長さ5-25 cm。雄蕊は3本の離生した花糸を持つ。葯は軽く結合しているが合着していない。[雌花] 短い小花柄につき、長さ2-7 cm。子房には3つの胎座と多数の胚珠があり、白色の腺毛に完全に覆われている。柱頭は3本で、太く2裂している。[果実] 瓜状果、大きさと形状は非常に多様であり、多くの場合、球形、瓶形、棍棒形の形であり、長さは最大1 mまたはそれ以上、外皮は硬く耐久性が高い。果肉は白く柔らかい。[種子] コルク質、広く平たい、または狭く2つの突起があり、長さ10-25 mm、白っぽいか茶色っぽい。
高温多湿の低地では野菜として一般的に栽培されており、1600 m までの標高では一年を通じて生育している。短日は花卉の形成を促進させるが、性表現には影響しない。畑に直播することで増殖できる。成長する植物体を支えるために強く頑丈な柱が必要である。土壌は軽く水はけが良く、pHは6-7が適している。
若い果実またはシュートは茹でる、蒸す、炒めることで、または、「ゲーン ナムタオ オーン(若いヒョウタンの実のスープカレー)」などのスープカレーの材料として食べられる。可食部100 gあたりの成分は水分95 g、タンパク質0.5 g、脂肪0.1 g、炭水化物3.5 g、ビタミンA 10 IU、ビタミンB1 0.04 mg、ビタミンB2 0.02 mg、ナイアシン0.4 mg、ビタミンC 11 mg、Ca 16 mg、Fe 0.4 mg、P 14 mgである。
若い果実またはシュートは茹でる、蒸す、炒めることで、または、「ゲーン ナムタオ オーン(若いヒョウタンの実のスープカレー)」などのスープカレーの材料として食べられる。可食部100 gあたりの成分は水分95 g、タンパク質0.5 g、脂肪0.1 g、炭水化物3.5 g、ビタミンA 10 IU、ビタミンB1 0.04 mg、ビタミンB2 0.02 mg、ナイアシン0.4 mg、ビタミンC 11 mg、Ca 16 mg、Fe 0.4 mg、P 14 mgである。