Gnetum gnemon L. var. tenerum Markgraf (Gnetaceae)

学名
Gnetum gnemon L. var. tenerum Markgraf
科名
グネツム科
和名
グネツム
現地名
Phak liang
小さい常緑樹または低木、雌雄異株、茎は直生、高さは最大3 m、基部まで多く分枝し、目立つ隆起した輪を持つ。枝は基部で太くなる。[葉] 単葉、対生葉、楕円形、7.5-20 × 2.5-10 cm。二次脈は湾曲、融合。[花序] 単生で腋生、古い木にもつく、長さ3-6 cm、花は節に輪生。[雌花] 各花序節に5-8本、長楕円形で嘴状。[果実] 堅果状、楕円形、長さ1-3.5 cm、頂端は鋭形、短く小突形、ほぼビロード状、熟すと黄色から赤色から紫色へと変色する。[種子] 果実あたり1個、大きくデンプン質。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
この樹種は1,200 mまでの低標高で熱帯雨林に自生・分布し、湿度の高い土壌と軽度の日陰を好む。この植物種は種子から、または高取法や根萌芽から育てられ、2 m間隔でドリアンやランブータン、ネジレフサマメなどに木陰を作ることを目的に間作されるのが一般的である。シュートを定期的に収穫することで低木の大きさと形状が管理されている。タイ南部では重要な葉物野菜である。
雨期に若葉を収穫し野菜スープに入れたり、卵と一緒に炒めて調理される。若葉100 gあたりの成分は水分75.1 g、タンパク質6.6 g、脂肪1.2g、炭水化物9.1 g、食物繊維6.8 g、灰分1.3 g、リン224 mg、カルシウム151 mg、鉄分2.5 mg、ビタミンA 10889 IUである。
果実
植物体