Emilia sonchifolia (L.) DC. (Compositae)

学名
Emilia sonchifolia (L.) DC.
科名
キク科
和名
ウスベニニガナ
現地名
Hang pla chon
一年生草本、直立型または垂れ下がっており、高さは最大75 cm、基部から分枝することが多い。通常は紫緑色、根は深くまで張る。茎は細長く条線状、直径2-3 mm、無毛またはほぼ無毛、硬く乳管状ではない。[葉]互生葉、無柄性、4-16 × 1-8 cm、葉表は暗緑色、葉裏は淡緑色または紫色がかっており、無毛またはほぼ無毛、不規則かつやや粗く歯状。下部の葉はやや羽状深裂または頭大羽状、頂端の裂片は円状卵形またはやや三角形、下部はしばしば狭く有翼、若い株では開出した白い毛が生えていることが多い。上部の葉は線形または矢尻状、半抱茎。[花序] 頭花は頂生、細長い散房花序として数本が束生、稀に単生。頭花は20-45個、やや円筒形、8-17 × 4-5 mm。花柄は細長く、長さは1-5 cm。総苞片は7-10枚、狭長楕円状卵形、通常は花より僅かに短い。最初は直生し先端付近まで結合、後に離生し反り返る。縁は緑色で狭く透き通っている。開花期には花托筒は丸屋根状で、徐々に凸形になる。周辺花は無く、中心花は両性花。花冠は筒状、5裂片、長さは8-12 mm、淡赤色、稀に緑色または白色。雄蕊 合着、葯の長さは2-2.5 mm、小さな頂端弁を持つ。[子房] 短毛と2本の花柱が生えている。[果実] 痩果、線状長楕円形、長さは2.5-3 mm、畝状、長疎毛、茶色っぽい。冠毛は多数、長さは6-9 mm、白色。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
日当たりがよく湿り気のある土壌の耕作放棄地で一般的に見られる雑草。種子から増殖できる。雨期から冷涼期中に収穫できる。
若いシュートは「チリソース プラーラー(淡水魚の発酵調味料入りディップソース)」の付合せとして食べられる。可食部100 gあたりの成分は水分90 g、タンパク質2.2 g、脂肪0.3 g、炭水化物5.3 g、食物繊維1.1 g、灰分1.1 gである。伝統的に熱、咳、下痢を治療するため、また湿布として使われる。
地上部