Cucurbita moschata Duchesne (Cucurbitaceae)

学名
Cucurbita moschata Duchesne
科名
ウリ科
和名
カボチャ
現地名
Fak-thong
一年生のつる植物、雌雄同株。[茎] ざらざらしており角形。巻きひげは分枝。[葉] 単葉、互生葉、軟毛で毛深く、長い有柄葉、葉身は広心形から三角形、浅く裂片。[花] 単生、大型、広く開出し、ほぼ反り返った裂片を伴う鐘形の花冠、オレンジがかった黄色。雄性花が短い小花柄につき、子房は長楕円形または円盤状、1室性。花柱は太く2裂片の柱頭が3本ある。[果実] 瓜状果、柄は硬く、滑らかな溝があり、果実の果柄にて肥大化。[種子] 多数、平たく、白または黄褐色。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
多くの在来種が各地で栽培される。日あたりの良く、肥沃で湿った土壌を好む。種子から育てられる。1.5-2 m間隔での直播が推奨される。選抜品種はタイで一般的な野菜として広くみられる。
熟した果実はさまざまな野菜スープの材料として使われる。若いシュート、花卉、果実も食べられる。「ファク トーン パット カイ(カボチャの卵炒め)」は北タイや中部タイで人気のある料理である。熟した果実の可食部100 gあたりの成分は水分85-91 g、タンパク質0.8-2.0 g、脂肪0.1-0.5 g、炭水化物3.3-11.0 g、ビタミンA 340-7800 IU、ビタミンB1 0.07-0.14 mg、ビタミンB2 0.01-0.04 mg、ナイアシン0.5-1.2 mg、ビタミンC 6-21 mg、Ca 14-48 mg、Fe 70 mg、P 21-38 mg、Mg 16-34 mg、P 21-38 mgである。新鮮な種子は虫下しとして、種子の煎じ汁は利尿薬かつ解熱剤として使われる。
果実
果実