Colocasia gigantea Hook.f. (Araceae)

学名
Colocasia gigantea Hook.f.
科名
サトイモ科
和名
ハスイモ, タロイモ
現地名
Tuun, khuun
多年生草本、高さは最大150 cm。[葉] 45 - 50 × 35 - 40 cm、基部は深い心臓形で、葉縁は多かれ少なかれ波形である。葉脈は8-10対で非常に太い。裂片は15 - 20 cm、丸みがあり、湾欠(葉の裂片の間にあるくぼみ)が開いている。葉柄は多肉質、長さ50 - 90 cm。花柄は非常に頑丈。仏炎苞は長さ12 - 15 cm、革皮状。花筒は長さおよそ6.5 cm、粉白色、舷部は直生。[花序] 肉穂花序、黄色、雌花序はおよそ3.5 cm、円錐形、不稔性花序は長さおよそ2.5 cm、細長い。雄花は頑丈な円筒形、末端に未発達な円錐形の付属体がある。[子房] 多数、細い。柱頭は非常に広く、子房全体を覆う。胚珠は側膜、散在。子房は同属の中では極めて珍しい。Colocasia esculenta (L.) Schott に似ているが、黄緑色の葉と茎で区別される。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
日あたりのより湿地や沼沢土でよく育つ。葉柄は一年中収穫可能。葉柄は食べられるため、農村部で時々栽培される。<i>Colocasia gigantea</i> は栽培種として選抜した毒性の無い種である。この種に似た野生種は数多く存在するが、植物体全体にシュウ酸カルシウムを多分に含む。見た目はサトイモに似ているが、サトイモとのはっきりとした違いは黄緑色の葉と柄である。古い茎の基部から分離した吸芽から容易に栽培可能。
葉柄は「ソムタム(パパイヤサラダ)」として生で食べたり、カレー料理や「ゲーン トゥーン(酸味のある魚のスープ)」として調理され食べられる。またはその他の辛い料理の付け合せとして食べられる。 
注意: 野生のタロイモや他の野生のサトイモ科の植物と混同しないよう注意が必要。それらはすべて有毒なシュウ酸カルシウムの結晶を含んでいる。