Brassica juncea (L.) Czern. (Brassicaceae)

学名
Brassica juncea (L.) Czern.
科名
アブラナ科
和名
カラシナ
現地名
Phakkat-khieo, khat naa
直立型の一年生~二年生の草本、高さ30-160 cm。通常は枝分かれせず、上部に長い上向きの枝を持つことがある。やや無毛、やや粉白色。[葉] 単葉、形状・大きさは様々であり、羽状または全縁、有柄葉、淡緑色から暗緑色、平滑または短毛、結球または無結球型である。[花序]頂部は平らで緩い総状花序、多数の花がつく。長さは最大60 cm。[花] 4数性、完全花。花柄は長さ5-12 mm。[萼] 萼片は長楕円形、長さ4-6 mm、緑色。[花弁] 鉤爪状、舷部は倒卵形、長さ6-10 mm、鮮やかな黄色。[雄蕊] 6本、四強雄蕊。[子房]上位、円筒形。柱頭は球形。[果実] 角果、幅より3倍長い。線形、稀に嚢形、多くの場合は狭窄し、25-75 × 2-3.5 mm、円錐形で先端がやや狭く、裂開性、10-20個の種子を含む。 [種子] 球形、直径1-1.5 mm、細かい網状、褐色から灰黒色。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
高温高湿で、有機物質を多分に含む水はけが良いローム質土壌の低地でよく育つ。冷涼期(11月 - 2月)中に種子から栽培される。
葉は生野菜として食べたり、または煮たり酢漬け等にして食べられる。その独特な風味と辛味が多くの人に好まれる。「ゲーン パッカート サイ ガイバーン(地鶏のからし菜入りカレー)」などが人気がある。可食部100 gあたりの成分は水分92 g、タンパク質2.4 g、脂肪0.4 g、炭水化物4 g、Ca 160 mg、Fe 2.7 mg、ビタミンA 1.8 mg、ビタミンC 73 mgである。