Boesenbergia rotunda (L.) Mansf. (Zingiberaceae)

学名
Boesenbergia rotunda (L.) Mansf.    (Syn. B. pandurata Schult.)
科名
ショウガ科
和名
オオバンガジュツ
現地名
Krachaai
多年生草本、高さ30-50 cm。[茎] 根茎は円筒形の塊根が束生、細長く、先端部は鋭形。長さ6 -10 cm、幅およそ1 cm、淡褐色、内部は黄色、芳香性。[葉] 3-4枚のロゼット、層状楕円形、鋭形、中肋に沿って僅かに有毛、長さ10-30 cm、幅5-10 cm。葉柄は長さ5-12 cm。[花序] 頂生、薄花状。苞は線状披針形、長さは最大5 cm、それぞれに1つの花を包む。花冠筒は苞を超える長さであり、裂片は長さ1.5 cm、白色またはピンク色。[果実] 楕円形。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
一般的に日あたりの良い場所で小規模に栽培される。低~中標高の丘陵斜面の竹林や落葉混交林に自生。根茎の分裂により増殖。分裂した根茎は雨期の始まりにあたる5月におよそ15-20 × 25-30 cmの間隔で穴または溝に植え付けられる。根は植え付け後8ヶ月、または地上部が黄変して倒れると収穫できるようになる。
根は「ゲーン リアン(ミックス野菜のスープ)」の他、「ゲーン キーレック(テットウボクの新芽のスープ)」や、「ホーモック(バナナの葉で包んだココナッツミルク入りの蒸し魚カレー)」や「パット ペット プラードゥック(ナマズのスパイシー炒め)」、「カノム チン ナムヤー(スパイシーなつけ汁とともに食べる発酵米麺の一種)」など、様々な料理のスパイスとして使われる。根は胃に良いとされている。 根茎には抗変異原性をもつカルコンとフラバノンが含まれる。
根茎
植物体