Azadirachta indica A. Juss. (Meliaceae)

学名
Azadirachta indica A. Juss.
科名
センダン科
和名
インドセンダン, ニーム
現地名
Sadao
半落葉樹高木、高さは最大15 m。[葉] 羽状、基部に腺が2対。葉身は卵形から披針形、片側がやや湾曲、基部は斜め、葉縁は鋸歯状、無毛。[花序] 円錐花序。[花] 雌雄同体、同一の個体に雄花。[萼] 5裂。花弁は5枚、離弁。[雄蕊] 雄蕊筒は円筒形、口部は僅かに拡張、10個の付属体により終端、稀に二股となる。葯は10個。花盤は環状、子房の基部において癒合。[子房] 3室性、花柱の頭部には三枚の柱頭裂片が伴っている。[果実] 核果。種子は1個。小さく向軸の肉質種皮を伴う。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
土壌が痩せている乾燥した生育環境で一般的に見られる樹種。標高2,000 mまで自然条件で見つかる。乾燥した環境にある小規模な農園では急速に成長する。種子播種により栽培される。 苗木は3 × 4 m間隔に移植し育てられる。
雨期の終わりに若い芽やと若い花序を収穫して生で食べるか、または蒸してから甘酸っぱく辛いソースにつけて食べられる。この植物種を用いた人気の料理は、「ヤム サダーオ クンソット(エビ入りスパイシーサラダ)」である。最も重宝されているタイ固有の野菜の一つである。独特の苦味はあるため、タイ固有の野菜の中でも最も人気が高く、高値で取引される。苦味には健胃性および解熱性があると言われている。種子や葉から得られた抽出物は有効な殺虫剤として知られている。有効成分はアルカロイドであるアザジラクチンである。 
葉/花(つぼみ)
花/葉