樹木、高さは最大20 mにもなる。[葉] 対生、2回羽状複葉、長さは最大25 cm。楕円状卵形から長楕円形、非常に薄く、無毛。[花序] 腋花、円錐花序、長さは最大20 cm。花は無柄性、短い花梗上に4-7本の擬散形花序としてまとまってつく。5数性、両性花。[萼]杯形。[花冠] 筒状、長さ4-5 mm、5裂片、白色。[雄蕊] 多数、基部で筒状に癒合、花糸は離生、長さはおよそ5 mm。[果実] 豆果、扁平、鎌形または大きな螺旋状、木質、灰色がかっており、無毛。腹側縫合線に沿った裂開性。[種子] 扁平な円形、外種皮は未熟なうちは黄緑色、後に暗褐色へ変色。

標高最大1,000（-1600） mまでの砂質土壌、平地および起伏の少ない丘での原生および二次熱帯雨林や常緑樹林に一般的に生息。 この植物種は、植栽する間隔は10-15 m 空けることで種子から栽培できる。種子はタイ全土の現地市場で売られている。
生のまま、または蒸してから辛口カレーの付合わせとして食べられる。未熟な種子の可食部100 gあたりの成分は水分93 g、タンパク質3.5 g、脂肪0.1 g、炭水化物1.7 g、Ca 21 mg、P 25 mg、Fe 0.7 mg、ビタミンA 240 IU、ビタミンB1 0.1 mg、ビタミンC 12 mg。 現地では「Luk Yong」と呼ばれているArchidendron quocense (Pierre) Nielsenの未熟な種子も同様にタイ東部の現地市場で販売され、上記の品種と同様に食べられる。古い葉は燃やして灰にし、皮膚のかゆみの手当てに使われる。
注意：  一部の樹木から採集した種子には有毒なジェンコル酸が含まれており（個々の木によって異なります）、摂取後に軽度から重度の泌尿器系の問題を引き起こす可能性がある。