Anethum graveolens L. (Apiaceae)

学名
Anethum graveolens L.
科名
セリ科
和名
ヒメウィキョウ, ディル
現地名
Phakchi lao
直立型の一年生草本、粉白色の香草、高さは最大1.5 m。全ての部位は潰すと強力な香りを放つ。[茎] 旺盛に分枝、深く幅が狭い溝がある。[葉] 互生葉、再複葉、有鞘。鞘は開いた円錐形を形成、溝がある。葉柄のサブテレテは類円柱形であり、通常は茎よりも格段に小さく、主要羽片(primary pinnae)と頂端羽片(apical pinna)の2-6対のまたは渦巻状の羽状に分かれる。[花序] 直径4-16 cmの複散形花序、苞と小苞は通常存在せず、長さも不均等である。[花] 両性花で放射相称であり、中央花の一部は発育不全であることが多い。雄性先熟(通常は、花冠と雄蕊が脱落した後に花柱と柱頭が完全に発達する)。[萼] 微小、稀に子房の上に5本の小さな歯のようなものがある。[花弁] 5枚。明瞭な黄色。[雄蕊] 5本。[子房] 下位。[果実] レンズ形の分離果を結実、明るい茶色または暗褐色、周縁は白から淡い茶色を呈す。成熟すると2つの分果に分かれ、直立した心皮間柱に結着する。分果は扁平状である。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
タイでは涼しい季節の作物として栽培される。また家庭菜園でも栽培されることもある。湿潤条件や霜に耐えられず、月次の平均気温が16-18° Cの日あたりのよい環境下で生い茂る。pHが5.6-6.5の砂質ローム土壌を好む。
葉は生で食べられる。「ゲーン オム(スープカレーの一種)」の材料である。
植物体