Ananas comosus (L.) Merr. (Bromeliaceae)

学名
Ananas comosus (L.) Merr.
科名
パイナップル科
和名
パイナップル
現地名
Sapparod
多年生または二年生草本、高さは約70 cm。[葉] ロゼット状、葉身は剣形、長さは約75 ×幅7 cm、葉縁はトゲがあり、稀にほぼ全縁。葉先は鋭形、刺激の強い臭い、繊維質、葉表に溝があり、基部で主軸を挟み、両面が粉白色。[花序] 多数(最大200本)の無柄性の花により構成される密集した頭状花序。[花] 赤紫色で6本の雄蕊と3本に分枝した柱頭をもつ細い花柱を包み込む先の尖った苞で囲まれる。[果実] 多肉質、複数、円筒状、長さ20-30 cm、直径14-25 cm。肉質の軸と、小さなベリー状の果実の結合体を形成。硬い外皮は、多かれ少なかれ融合した萼片と花苞により形成。果実は「冠芽」と呼ばれる短く硬い螺旋状に並んだ葉の冠またはロゼットの先端に着生。果肉は淡黄色から黄金色であり、通常は種子がない。
薬効(伝統薬)
機能性
機能性成分
果実または「裔芽」の真下にある茎から育つシュートや茎の基部または「吸芽」にて葉腋から育つシュートは植え付け用に使われる。
日差しを遮るもののない乾燥した砂質土壌で果実として商業的に栽培される。スリップ(果実のすぐ下の茎で成長するシュート)または脇芽(茎の基部の葉腋で成長するシュート)の植付で育てた芽の内側の部分(手のひらの心臓に似た部分)は、タイ東部の海岸地域では在来野菜として食べられる。
 (椰子の芽と同様の)芽の内部の部分は「ゲーンクア サッパロット ホイ マレーンプー (パイナップルとムール貝のレッドカレー)」などでのカレー料理にも使われる。
芽内部
果実
地上部