多年生草本、高さは最大約3 m、根茎は丈夫であり、白色。[葉] 披針形、葉先は尖状、無毛、約60 × 10 cm。[花序] 穂状花序、長さ7‐10 cmで円筒状または紡錘形に花をつける。花梗はおよそ15 cm。苞は非常に薄く、麦わら色、長楕円形、多少の毛がある。[萼] 筒状、3裂、有毛。[花冠] 筒状、萼筒より僅かに長い、裂片は線状長楕円形、白色、長さ約12 cm。唇弁はスプーン形、白色、先端部は黄色、基部に赤い線2本がある。仮雄蕊は長楕円形、切形、黄褐色。葯は短く四稜形、上角は長く延び、全体に冠毛を有し、長楕円形かつ鈍形。 [果実] 裂開性の蒴果。3 つの裂片があり、細長い穂状のものが付いている。[種子] 角状で黒色。

通常は標高500 m以上の落葉の多い高木の樹冠の下に自然に生育。低地で結実することはほぼなく、食用となる若い芽のみが栽培される。根茎のある完全に成熟した一対の若い茎を日陰率50%未満の条件下で、分厚くマルチを敷いた水はけの良いローム質土壌に浅い穴を開けて植え付け、定期的に水をやることで育てる。植え付け後3年目までに若い芽と果実を収穫することができる。
若い芽は鶏肉と一緒にカレー料理（チキンカレー）に使われる。果実はさまざまな料理において風味と香りを加えるスパイスとして使われる。