JIRCAS国際シンポジウム2014「土壌環境と作物生産 -開発途上地域の作物安定生産のために-」
気候変動や国際食料価格の問題が引き続き深刻な状況の中、 開発途上地域における栄養不良人口・飢餓人口の削減に貢献し、我が国を含む世界全体の食料安全保障に資するため、熱帯等に広がる条件不利地域において、生産性向上と安定生産を図るための技術開発の重要性はますます高まっています。
作物の生産に必須である土壌や肥料の問題解決は、生産性の低い不良な生産環境を多く抱えるアフリカ等において、特に重要です。我が国が主導するアフリカ開発会議(TICAD)あるいは2015年の「国際土壌年」の視点からも、これらの問題への取り組みは、喫緊の課題と認識しています。
本シンポジウムでは、窒素やリン酸肥料の利用効率向上や塩害対策について、土壌や肥料の専門的視点に加え、ストレス耐性や養分の利用効率を高める作物育種からの取り組みも含めて、国内外の研究者とともに総合的に議論します。
国際農業研究・開発や農業問題に関心をお持ちの皆様方の参加をお待ちしています(日本語-英語間の同時通訳付き)。
更新履歴
2014年12月8日: 開催報告を掲載しました。
2014年11月21日: 参加申込みを締め切りました。開催当日の参加を受け付けておりますので、直接会場へお越しください。
2014年11月13日: プログラム(PDF版)を掲載しました。
2014年10月31日: プログラム(講演者、演題)、共催・後援機関が決定しました。
2014年10月28日: 参加申し込みの受付を開始しました。
2014年10月15日: プログラム(セッション)の概要が決定しました。
2014年8月29日: 基調講演、セッション構成、会場が決定しました。
添付 | サイズ |
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JIRCAS International Symposium 2014 Program (Japanese)154.13 KB | 154.13 KB |
JIRCAS International Symposium 2014 program (English)104.09 KB | 104.09 KB |
JIRCAS International Symposium 2014 Leaflet(Japanese)691.13 KB | 691.13 KB |
JIRCAS International Symposium 2014 Leaflet Backcover (Japanese)559.91 KB | 559.91 KB |
- 主催
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国際農林水産業研究センター
- 共催
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日本土壌肥料学会
- 後援
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農林水産省農林水産技術会議事務局
農業環境技術研究所
持続的開発のための農林水産国際研究フォーラム
- 開催日
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2014年11月28日(金)
- 場所
秋葉原コンベンションホール (東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル 2階) (交通案内)
- プログラム
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(9:00-9:30) 受付
(09:30) 開会
(09:30-9:40) 主催者あいさつ
岩永 勝 (JIRCAS 理事長)
(09:40-9:45) 来賓あいさつ
雨宮 宏司 (農林水産省農林水産技術会議事務局長)
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基調講演 (09:45-10:55) 座長:小山 修 (JIRCAS)
(09:45-09:50) 講演者紹介
(09:50-10:20) 土壌の健康度の改善による小規模農業の持続的集約化
William D. Dar, 国際半乾燥熱帯作物研究所 (ICRISAT) 所長
(10:20-10:25) 講演者紹介
(10:25-10:55) 土壌劣化への挑戦 -人間の安全保障をめざして-,
小﨑 隆, 首都大学東京 都市環境学部 教授 (一般社団法人日本土壌肥料学会 会長)
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(10:55-11:15) 小休憩(記念撮影)
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セッション 1: 低肥沃土壌における作物生産性向上 (11:15-12:40及び13:50-14:55) 座長: 飛田 哲、松本成夫 (JIRCAS)
(11:15-11:20) セッション紹介
(11:20-11:40) サブサハラアフリカにおける土壌肥沃度と作物生産
Andre Bationo, 総合農村開発アクション、President
(11:40-12:00) 東アジアでの窒素利用と利用効率~アフリカへの適用の第一歩として
三島慎一郎、 (独)農業環境技術研究所 物質循環研究領域 主任研究員
(12:00-12:20) N2-アフリカ:生物的窒素固定(BNF)技術をアフリカの小規模農家へ、肥沃度の向上と豆類の増産
Nancy Karanja、ナイロビ大学農学部、教授
(12:20-12:40) 生物的硝化抑制(BNI):硝化作用と亜酸化窒素ガスの発散を抑える植物のポテンシャル
Guntur V. Subbarao、JIRCAS生産環境・畜産領域、主任研究員
(12:40-13:50) 昼休憩
(13:50-14:10) リン酸肥料無施用条件下における冬作物の導入が後作ダイズのアーバスキュラー菌根菌の感染と子実収量に及ぼす影響
磯部勝孝、日本大学 生物資源科学部 植物資源科学科、 准教授
(14:10-14:30) サブサハラアフリカにおける地域産リン鉱石の農業利用
飛田 哲、JIRCAS生産環境・畜産領域、領域長
(14:30-14:50) Pup1遺伝子とその将来展望:リンの利用効率を高めるアイディア、形質、そして遺伝子
Matthias Wissuwa、JIRCAS生産環境・畜産領域、主任研究員
(14:50-14:55) セッション1のまとめ
(14:55-15:15) 休憩
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セッション 2:土壌塩害問題の緩和 (15:15-16:25) 座長:末永一博、庄野真理子(JIRCAS)
(15:15-15:20) セッション紹介
(15:20-15:40) インドにおける塩害の現状とその克服
Dinesh K. Sharma、インド中央塩類土壌研究所 (CSSRI)、所長
(15:40-16:00) 中国・黄土高原におけるチェックダム農地の塩類集積とそのメカニズム
清水 克之、鳥取大学農学部 講師
(16:00-16:20) ダイズ耐塩性の遺伝的改良
許 東河、JIRCAS生物資源・利用領域、主任研究員
(16:20-16:25) セッション2のまとめ
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(16:25-16:55) 総合討論 座長:加納 健(JIRCAS)
(16:55-17:00) 閉会あいさつ
安中正実 (JIRCAS 理事)
- 受付期間
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- 申込受付
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備考事前申込みは11月20日(木)に締め切りました。 開催当日の参加も受け付けております。会場へ直接お越しください。
- 開催日時
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平成26年11月28日(金) 9:30~17:00 (受付開始 9:00)
- シンポジウムのProceeding (2007-2014)
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JIRCAS International Symposium Proceedings
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)では、さまざまなシンポジウム等の開催を計画しております。
JIRCASで実施予定(実施した)シンポジウム・ワークショップ等を、公開・非公開を問わず一覧にまとめたものです。一覧への追加は、開催が決定次第、随時対応する予定です。
また、開催報告についても随時掲載していく予定です。 - ポスター
国際農研 企画調整部 情報広報室 広報科
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住所茨城県つくば市
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電話029-838-6708
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FAX029-838-6337
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URLhttps://www.jircas.go.jp/ja/form