第11回及び第12回農家水利組合ワークショップを開催しました

2026年6月25日、ローテーション灌漑の試験に関する説明を主目的として、第11回農家水利組合ワークショップを開催しました。ワークショップでは、プロジェクト側から6ブロックに分けたローテーション灌漑スケジュールを提示し、まずは1ヶ月間、試験導入する方向で合意しました。また、3次水路に設置した配水ゲートから供給される第3ローテーションブロック(RB3)の一部分を実証サイトとし、耕作農家と間断灌漑(AWD)の実証試験を開始しました。実証サイトでは126点の標高測量、4圃場への水位計設置等を実施して灌漑による水位変動を精緻に計測できる体制を構築し、今後の田越灌漑の水移動シミュレーションモデル構築のための基盤データを得ることができました。

引き続いて、7月29日には、第12回農家水利組合ワークショップを開催しました。6月から実施してきたローテーション灌漑のスケジュールを改めて説明し、引き続いての協力を求めました。また、先行してAWDの実証試験に協力をいただいているRB3地区の農家圃場の試験結果を紹介し、水位が地表面以下に下がり、AWDが実現できていることを明らかにしました。農家には、引き続きローテーション灌漑の実施をお願いしました。また、プロジェクト側からは、水利組合が維持管理を行うにあたっての水利費徴収の必要性を説明するとともに、徴収方法の検討加速を促しました。最後に、水管理の状況について、農家のアンケート調査を実施しました。

ワークショップでは農家との意見交換も行いました、今年は雨季に入っても雨が少なく、幹線水路に十分な水がないため、プロジェクトで導入した電動ポンプも十分に稼働しませんでした。7月29日からは幹線水路の水位が上昇し、支線水路にも十分に水が供給されるようになり電動ポンプも長時間稼働しましたが、これまでのところ導入したポンプの能力は十分に発揮されているとは言えないことから、農家が水管理に苦慮していることがうかがえました。

第11回農家ワークショップ

圃場標高の測量

RB3地区の水田水位の状況(2026年7月27日)

第12回ワークショップでのアンケート調査

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