JIRCASメールマガジン(23)

JIRCASメールマガジン

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【国際農林水産業研究センター メールマガジン 第23号】
                  (2015年 6月号)
  発行:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
  http://www.jircas.affrc.go.jp/index.sjis.html
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■JIRCAS国際シンポジウム2015(平成27年10月28日開催)のご案内
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テーマ:国際農林水産業研究における質の高い解決策の提案

趣旨:JIRCASは、毎年、開発途上地域の公的機関、大学、国際研究機関の研究者
が集うJIRCAS国際シンポジウムを開催しています。JIRCAS国際シンポジウムで
は、開発途上地域における農林水産業をめぐる諸問題とその持続的発展をテーマ
とした発表や討議を行っています。
近年、国際開発の分野では、「気候変動」、「食料安全保障」、「貧困削減」と
いう従来のキーワードに加え、「栄養改善」、「フードバリューチェーンの構
築」、「質の高い開発」など、GDP成長率に代表される経済規模の拡大だけでな
く、経済成長の「質」の充実に注目した新たなキーワードが注目されています。
2015年のJIRCAS国際シンポジウムでは、これら新しいキーワードを横断する「質
(Quality)」を取り上げます。
「質」とは、研究内容の「質」を意識することはもちろんのこと、公的研究機関
と民間企業の連携、途上国間の協力に先進国も参加する三角協力、研究成果を現
場につなげる取り組みなど、研究アプローチの「質」も含むと考えます。
シンポジウムでは、「質」の切り口で、JIRCASが今次中期計画(平成23~27年
度)で実施している研究成果を例示しながら、これから国際農林水産業研究の進
むべき方向を示します。

プログラムの詳細は、決定次第、このウェブサイトでご紹介します。
国際農業研究・開発や農業問題に関心をお持ちの皆様方の参加をお待ちしていま
す(日本語-英語間の同時通訳付き)。

開催日時:平成27年10月28日(水)9時30分~17時00分(受付開始 9:00)
開催場所:東京都内を予定

開催場所・プログラム・参加申し込み方法等は決定次第、JIRCASホームページで
ご案内します。

http://www.jircas.affrc.go.jp/event/2015/JIRCAS_intl_symp_2015.html?f=mg

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■最新のトピックス
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●第7回世界水フォーラム参加報告

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20150412.html?f=mg

●ベトナム科学技術省副大臣一行がJIRCASを訪問

平成27年5月29日、ベトナムの科学技術省副大臣Tran Viet Thanh氏他4名が
JIRCASを訪問し、当センターの研究活動について視察するとともに意見交換を行
いました。
http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20150529.html?f=mg

●ラオスにおいて、JIRCAS「農村活性化プログラム」旗艦プロジェクト「インド
シナ農山村における農家経済の持続的安定性の確立と自立度向上」のワーク
ショップを開催

2015年6月4日に、ラオス人民民主共和国ビエンチャン市において、JIRCAS、ラオ
ス国立農林研究所および国立ラオス大学の3機関の共同研究プロジェクト「イン
ドシナ農山村における農家経済の持続的安定性の確立と自立度向上」に関する
ワークショップが開催されました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20150604.html?f=mg

●ベナン共和国駐日大使およびECOWAS代表団ご一行がJIRCASを訪問

2015年6月18日、ベナン共和国駐日大使ZOMAHOUN Ruffin閣下、西アフリカ諸国経
済共同体(ECOWAS)関係国の駐日大使およびその関係者の7ヶ国から10名の皆様
がJIRCASを訪問し、当センターの研究活動について視察するとともに意見交換を
行いました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20150618.html?f=mg

●第9回JIRCASサイエンスカフェ開催報告

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20150623.html?f=mg

●ダイズさび病抵抗性に関する研究のための実験マニュアルを公開(更新)

http://www.jircas.affrc.go.jp/english/manual/soybean_rust/soybean_rust_ja.html?f=mg

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■新しい技術や研究成果の紹介
【国際農林水産業研究成果情報(平成26年度)】(2回目/全9回掲載)
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●熱帯のイネ品種の遺伝的背景を持つ早朝開花性準同質遺伝子系統の育成

インド型品種IR64を遺伝的背景にイネ野生種Oryza officinalisに由来し第3染色
体に座乗するQTL(qEMF3)を導入した準同質遺伝子系統IR64+qEMF3は、IR64に比べ
熱帯での圃場条件では開花時刻が2時間早まり、熱帯での開花時高温不稔の軽減
に向けた育種素材となります。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_A02.html?f=mg

●アフリカイネおよびアジアイネの遺伝子を判別するSNPマーカーセットの開発

アフリカイネ(Oryza glaberrima)とアジアイネ(O. sativa)の遺伝子を判別する
一塩基多型(SNPs)は、従来のSSRマーカーと比較して多型を示すマーカーが多
く、大規模集団からの個体選抜も効率的に行えることから、アフリカイネ遺伝資
源利用の効率化を図ることが出来ます。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_B02.html?f=mg

●生態的特性に基づく小河川での小型コイ科魚類個体群の保全管理

インドシナに広く分布する小型のコイ科魚類Rasbora rubrodorsalisは、ラオス
中山間農村の重要な食料タンパク源です。本種は短命で、年に複数回世代交代し
ながら、周年繁殖します。こうした生態的特性に基づき、本種の個体群保全に
は、季節的な漁獲規制より、上流域の周年的禁漁区の設定が有効です。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_C02.html?f=mg

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【編集発行】
 国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 企画調整部 情報広報室 広報科
 〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1 電話:029-838-6707

刊行年月日
作成者 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
オンライン掲載日
国立情報学研究所メタデータ主題語彙集(資源タイプ) Article
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