肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上

現地圃場試験の収穫および生育調査(課題2)

2019.09.03

現地圃場試験の収穫および生育調査

SATREPSマダガスカルプロ課題2「養分の吸収利用に優れた育種素材開発」に参画する近藤特別研究員が、4月15日~5月18日にかけて、マダガスカルにて現地圃場試験の収穫および生育調査を行いました。

本出張では、以下の活動を行いました。

1)マダガスカルの低リン圃場に播種したQTL解析集団(F5)の収穫及び生育調査を行い、リン欠乏耐性に関与するQTL解析に必要な低リン圃場での表現型データを取得。

2)低リン耐性イネ(DJ123)とIR64の交配集団から選抜された高収量有望系統(F6)や、既知の低リン耐性遺伝子座(PUE1,PUE11)を持つNIL系統(Pup1-NIL)を用いて、リン欠乏圃場での生育調査を行いました。国際農研の八幡台圃場において通常施肥条件で選抜された高収量有望系統(F6)の中から、マダガスカル現地農家圃場においても、いくつかの系統で高い収量性が確認されました。これらの系統は低リン耐性イネの開発のための有望な育種素材として期待できると考えられました。

3)カウンターパートであるFOFIFA研究者との意見交換や、遺伝子解析実験室の設置整備と遺伝子解析法の指導、温室への温湯除雄装置の設置およびイネ交配実験の技術指導を行い、同分野の相手国機関の研究能力向上に貢献しました。

現地圃場での収穫調査風景

収穫作業

収穫作業

イネゲノムDNA抽出

PCR実験

温湯除雄機の設置

交配作業の様子

温湯除雄