農家圃場の準備と播種・移植およびポット試験での鉄過剰害の検証

農家圃場の準備と播種・移植およびポット試験での鉄過剰害の検証

SATREPSマダガスカルプロジェクト課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」に参画する浅井研究員が、11月初旬から12月初旬にかけて、マダガスカルにて現地栽培試験に用いる農家圃場の準備と播種・移植およびポット試験(施肥処理)での鉄過剰害の検証を行いました。有機資材と化学肥料の施肥効果およびその圃場間差異の要因を明らかにするため、農家圃場4地点において、有機資材の施用、化学肥料の施肥および移植を行い、2年目の現地圃場実験を開始することができました。また、イネの乾物生産に対する窒素(N)とリン(P)の効果を詳細に解析するため、農家圃場2地点において、新たな施肥試験(無施肥、N施肥、P施肥、NP施肥区)を設計しました。また、施肥処理と鉄過剰害を検証するために、ポット試験で酸化還元電位を計測しましたが、施肥処理区間で明瞭な違いは検知できませんでした。

Behenjyの苗床

Antohobeでの有機資材の施用

Antohobeでの有機資材施肥試験での播種

新規設置圃場での移植の様子

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