肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上

現地栽培試験での追肥作業・生育調査(課題3)

2019.07.25

現地栽培試験での追肥作業・生育調査

SATREPSマダガスカルプロ課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」に参画する浅井主研が、4月中旬から5月中旬にかけて、現地栽培試験での追肥作業・生育調査を行いました。

2017年12月から有機資材(FYM)施用と化学肥料施肥を組み合わせた圃場での連用試験を、AntohobeおよびBehenjyの農家圃場、計4地点で開始しました。本出張では、農家圃場試験において、2作目の収穫作業および収量調査を実施するとともに、稲ワラ・稲籾サンプルの調整を行い、養分分析のため国際農研に持ち帰りました。データ収集は未完了ですが、1作目と比較して、2作目でより顕著なFYM施用効果が認められました。また、リン欠乏土壌では、無施肥区および窒素施肥区で出穂の大幅な遅延が認められた一方で、リン施肥区もしくはFYM施用区では出穂遅延を回避できる事があきらかになりました。特に標高が高いBehenjyでは、気温が低下し始める出穂期での冷害リスクを回避するためにも、リン欠土壌におけるリン施肥もしくはFYM施肥が重要である事が示唆されました。

収穫の様子

P欠乏土壌での様子