雨期作開始に備え、観測タワーの補修・運用確認を行いました
2026年4月、プルサット州ダムナック・アンピル灌漑地区において、水田メタン排出量を評価するために設置した観測タワーの補修および運用状況の確認を行いました。本観測タワーでは、異なる高さから空気を採取し、メタン濃度差や風速などの気象データを組み合わせることで、水田からのメタン排出量を推定する「傾度法」による観測を行っています。
今回の現地確認では、これから始まる雨期作での本格的な観測に備え、観測タワーに設置された気象測器、採気用チューブ、電源・制御系統などの状態を確認しました。特に、カンボジアの強い日射や高温環境による機器への影響を軽減するための熱対策、雷雨時などに発生するサージから観測機器を保護するための対策について、配線や保護部材の点検・補修を行いました。これにより、雨期作期間中の連続観測を安定して実施するための準備を進めました。
今後、雨期作の開始に合わせて観測を継続し、カンボジアにおける低メタン稲作技術の社会実装や、将来的なMRV(測定・報告・検証)方法論の構築に資するデータの蓄積を進めていきます。

