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【国際農林水産業研究センター　メールマガジン　第127号】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2024年2月号）
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若手外国人農林水産研究者表彰（Japan Award）候補者の募集を開始しました！

● 開発途上地域における研究開発に優れた功績をあげた若手外国人研究者
● 将来の技術革新等につながる優れた研究業績をあげた若手外国人研究者
に対して、表彰状および奨励金（5千米ドル）を授与します。

ぜひ、共同研究者の方にもご紹介ください。
詳細はこちらから
日本語：https://www.jircas.go.jp/ja/young_award/2024
英語：https://www.jircas.go.jp/en/young_award/2024

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■ 最新トピックス
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● 藤田プロジェクトリーダーらが宇宙と食料の未来について語る
「金夜サイエンスカフェ」にて藤田泰成プロジェクトリーダーと永利友佳理主任研究員がJAXA有人宇宙技術部門の職員の方々と宇宙と食料の未来についてクロストークしました。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2023/r20240207

金夜サイエンスカフェはつくば駅前のco-enにて3月8日(金) まで毎週開催しています（参加無料、予約不要）。
金夜サイエンスカフェ（外部リンク）
https://www.i-step.org/tour/news/news_i874_u1.html

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■ 国際農研発の新技術・研究成果
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国際農研の３つの研究プログラムに食料プログラムがあります。
https://www.jircas.go.jp/ja/program/prob
食料プログラムの昨年度の研究成果から、イネに関する成果情報をを４つ紹介します。

● 異なる窒素条件下でイネの根を伸長させる
イネに窒素肥料の利用を促進させる方法として、根を伸ばし根系を大きくすることが１つの戦略としてあげられます。
今回、異なる窒素条件下でイネの根を伸長させる遺伝子座を調べました。
この結果、低濃度硝酸条件、高濃度窒素特異的、低濃度と高濃度の両窒素条件にて根を伸長させるものが見つかりました。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2022_b01

● 籾の大型化によってイネの窒素利用効率は向上
籾の大型化に関わる遺伝子をノトヒカリに導入して大型化すると、窒素利用効率が有意に増加しました。
この遺伝子を用いることで、イネの窒素利用効率が向上し、窒素肥料の使用量を減らすことができると期待されます。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2022_b02

● 硝酸イオンの吸収がイネのリン利用を促進
リン肥料が少ない栽培条件で、同時に硝酸イオンを窒素肥料として施肥するとイネのリン利用効率が上がります。
硝酸イオンの利用能力の強化や硝酸イオンを多く施肥することで、圃場におけるリン利用効率を向上させる可能性があります。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2022_b04

● ゲノム予測モデルを用いた亜鉛強化米育種にむけて
世界人口の約17％が十分な量の亜鉛を摂取できておらず、サブサハラアフリカ地域は最も深刻です。
国際稲研究所のジーンバンクに保存されている3,024系統のイネを用いて、ゲノム予測モデルによって亜鉛含有量が高い系統を選抜しました。
選抜した系統はマダガスカルの多様な生産圃場で安定して高い亜鉛含量を示すことから、亜鉛強化米育種への利用が期待できます。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2022_b08

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■ 受賞
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● サール主任研究員らが「ベスト産業実用化賞」を受賞
1月25日に開催された「SATテクノロジー・ショーケース2024」において、サール・パパ・サリオウ主任研究員（生産環境・畜産領域）らの研究成果がベスト産業実用化賞を受賞しました。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2023/r20240129

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■ 投稿記事募集
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海外での出来事、タイムリーな現地情報など、皆様からの投稿もお待ちしております。
記事の投稿は、所属と名前（匿名もOK）、タイトルを明記の上、
koho-jircas@ml.affrc.go.jp までお願いします。
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