マダガスカル出張(課題3 浅井主任研究員)

マダガスカル出張(課題3 浅井主任研究員)

課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」に参画する浅井主任研究員が、技術マニュアル作成および研究成果とりまとめに向けた現地農家との協議、追実験の実施のため、11月中旬から12月中旬にかけてマダガスカルに出張しました。

コロナ感染症の影響により、リモートで対応してきましたが、データやサンプルの回収が遅れ、また圃場試験では実験設計やデータ収集も円滑に進捗していなかったため、研究担当者が現地に出張し、カウンターパートとともにこれらの業務に取り組みました。圃場試験では、これまでに開発した「有機資材の局所管理技術」の検証を目的として、土壌のリン欠乏程度が異なる圃場40地点での農民参加型の追実験を設定し、現地農家らと有機資材の利用方法に関する聞き取り調査を実施しました。また、追試験と並行して、現地語での有機資材の局所管理技術のマニュアル作成を現地カウンターパートと開始しました。サンプル等については、未回収であった土壌や有機資材サンプルを収集・整備し、国内に郵送する手続きを開始しました。本出張により、プロジェクトの成果取り纏めに向けて業務を進捗させることができました。

追試験での圃場試験の設置

有機資材の回収

ベヘンジ村での40地点の位置情報

40世帯で調査した有機資材の原材料の使用頻度

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