東京農工大学久篠沙耶子氏が第254回日本作物学会講演会「優秀発表賞」を受賞しました
東京農工大学の久篠沙耶子さんが、2022年10月7日に、本研究課題に関する発表「De novoアセンブリとbulked segregant 解析を用いたキヌア本葉の赤色色素生産に関わる遺伝子の同定」で、第254回日本作物学会講演会「優秀発表賞」を受賞しました。
■受賞名
「第254回日本作物学会講演会優秀発表賞」
■受賞者
久篠 沙耶子(くしの さやこ)さん
東京農工大学・農学府・農学専攻国際イノベーション農学コース 2年
私立湘南白百合学園高等学校2017年卒業
指導教員:農学研究院 国際環境農学部門 桂 圭佑 准教授
■受賞概要
●テーマ:「De novoアセンブリとbulked segregant 解析を用いたキヌア本葉の赤色色素生産に関わる遺伝子の同定」
●内 容:キヌアは南米原産の作物で、その高い栄養学的価値と多様な環境ストレスへの高い耐性により注目を集めています。キヌアには本葉に赤色を呈する系統が存在し、これはベタレイン色素の蓄積によるものであることが分かっています。ベタレインはキヌアの高い栄養価やストレス耐性に貢献していると考えられていますが、その遺伝的機構は未解明です。本研究では赤色系統を用いて、キヌア本葉内でベタレイン生産を制御する遺伝子の一部を明らかにしました。本知見は、より高い赤色色素生産を行う品種育成のためのDNAマーカーの開発につながるだけでなく,キヌアの栽培化の歴史を紐解く上でも重要なものとなります。
●受賞日:2022年10月7日
●参加学会等:第254回日本作物学会講演会
http://www.cropscience.jp/award/award_08.html(受賞ページ)
http://www.cropscience.jp/index.html(学会ページ)