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森林伐採の後、焼き畑農業が入ってくる。焼き畑で充分の収穫が上がらなくなると、農耕を中止し、牛や山羊を放牧する。乾期には家畜の餌がなくなるので、成立したチガヤ草原に火をいれ、若い芽を家畜に食べさせる。火入れの方法が不適切であると大規模な山火事となる。これを繰り返し荒廃地が生まれる。
サラワク州クチン、スタポック厚層泥炭試験場。サラゴヤシの施肥試験園。熱帯泥炭低湿地では、その、土壌が強酸性(3-4)にもかかわらずサゴヤシがよく育ち、泥炭低湿地での重要なデンプン作物である。
西北セランゴールの泥炭湿地林。中央は幹線水路。水路の左側3-5kmでマラッカ海峡。この湿地林は降水涵養林として重要視されている。林床土壌は木質泥炭で、そのpHは3.1-3.3と強酸性である。
西北セランゴールの泥炭湿地林(スライドNO.02参照)からの有用材の伐採。降水涵養林として、開発の対象外と考えられているが、写真のようにラワンなどが伐採されている。材の搬出には水路も利用されている。
西ジョホール総合農業開発地域(以下、西ジョホールという)。第一期15万ヘクタールでほぼ完了。第二期20万ヘクタール。泥炭低湿地の農業開発には排水路の建設がまず必要。写真は幹線排水路に通じる一次幹線排水路。
西ジョホール。有用材の伐採・搬出後には、雑木や残株を処理するために火入れが行われる。これが入植者による開拓の第一歩である。地表の泥炭を焼失させる(沈下の大きい一因)ので好ましくないとされるが、行われる。
西ジョホール。開墾された直後のパイナップル園。残株や倒木が農作業のじゃまになる。又、水路の様子がうかがわれる。この地域の泥炭地では開墾直後の最初の作物はパイナップルであることが多い。
西ジョホール。開発栽植後三年目のパイナップル。かなり良く生育している。パイナップルは泥炭土壌の強酸性にも強い。遠景では開墾のための火入れが行われている。開墾はかなり速く、かつての湿地林の消失も速い。
サラワク州クチン。サマラハン川流域の泥炭湿地林の小規模開発。高木が伐採・搬出され、雑・低木が処理された後、シダ類が目につく。パイナップルが移植された直後であるが、まだ小さく、写真では見られない。
サラワク州クチン。サマラハン川流域の泥炭湿地林の小規模開発(スライドNO.09参照)。深さ2-3mの木質泥炭で、この泥炭の分解はまだ進んでいない。pHは3.6-3.9。
MARDIポンチャン泥炭地試験場(西ジョホール)。開墾二年目(裸地)地点の土壌調査。マレイシア(東南アジア)では泥炭地の農地造成では我国のような客土は行わない。したがって土性は膨軟で地耐力や根支持力が小さい。
MARDIポンチャン泥炭地試験場。開墾二年目(裸地)地点の土壌断面。泥炭は木質で半分解の落葉落枝や樹皮からなる。pH3.1-3.2。現地客積重 0.12-0.22g/cc。灰分1.0-3.1%で、表層と下層間の大きい層分化はまだみられない。
MARDIポンチャン泥炭地試験場。開墾後、野菜などの試験に10年開耕作した圃場の断面。最表層は黒色化(単化も一因)しており、pH、灰分含量、窒素含量、現地容積重などは下層と大きく異なり、農耕の影響がみられる。
西ジョホール。オイルパーム園。泥炭土壌は膨軟・軟弱な物理性をもち、作物根支持力、地耐力が小さく、オイルパームやゴムなどの高木作物は傾くことが多い。泥炭地の農業利用の大きい問題点の一つである。
MARDIジヤランクブン泥炭地試験場。野菜試験畑圃場(左側)横の地盤沈下。41年前の地表面は沈下量測定ポールの上端の水準にあった。41年間の年平均沈下量は3.3cm前後である。沈下は現在も続いている。
MARDIジヤランクブン泥炭地試験場。パイナップルや野菜の試験圃場の地盤沈下。41年前の地表面は沈下量測定ポールの上端の水準にあった。沈下は排水による脱水収縮、圧密、微生物分解(消失)、エロージョン等による。
MARDIポンチャン泥炭地試験場。湯本館裏側庭園での地盤沈下の測定。この10年間の年平均沈下量は約2.5cmである。泥炭は有機物そのものであり、長期的には消失する。泥炭地の農業開発後の大きい問題である。
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出張課題(日)
- 南太平洋島しょ諸国の農業特性の解明 (330)
- 熱帯地域における水稲直播栽培技術の確立 (271)
- アフリカの農業の現状と農業研究の実態調査 (255)
- 中近東の地域農業特性解明 (201)
- 東南アジアの地域別農業の特性解明調査 (195)
- 南米畑作生産システム (131)
- マレーシア・ムダ灌漑地域における水稲二期作技術体系に関する研究 (127)
- 中南米の自然条件と農業類型の関連に関する調査 (116)
- 熱帯における地下作物の有効利用 (102)
- アフリカの畜産資源調査 (95)
- オセアニア地域における家畜生産および畜産研究実態調査 (87)
- 熱帯雨林地帯における施設野菜生産システムの確立 (79)
- 西アフリカにおける農林業の特性解明調査 (77)
- 熱帯反すう家畜のルーメン微生物相の解明 (71)
- 北アフリカにおける農業及び農業研究の実態調査 (66)
- アブラヤシの害虫に関する研究 (62)
- ペルーおよびメキシコのばれいしょ・とうもろこしの有用遺伝子の単作、導入調査 (49)
- 熱帯低湿地の植生と土壌特性の解明 (40)
- 中国における果菜類等の耐病性優良系統の育成 (37)
- アフリカにおける牛のピロプラズマ病の研究 (29)
- オイルパーム粕等の飼料化 (24)
- 畜産生産事情 (24)
- 熱帯における草地及び畜産システムの開発 (22)
- 熱帯荒廃林地回復とアグロフォレストリー (22)
- アフリカの乾燥・半乾燥地における草地の資源変動と保全技術の開発 (20)
- シカクマメ“ウリズン”の特性解明 (20)
- 東南アジアにおける香辛料に関する研究 (20)
- 熱帯乾・雨期地帯自然草地のマメ科牧草導入による改良 (18)
- 熱帯における稲白葉枯病とその抵抗性育種 (16)
- マレイシアにおけるイネツングロ病抵抗性及び地域適応性の育種に関する研究 (14)
- 熱帯における生産力向上のための有機物管理法に関する研究 (13)
- 熱帯不良土壌地帯における畑作農業先行開発事例調査 (12)
- 熱帯油糧資源 (11)
- 乾燥地における複数列の混交防風林帯による微気象改良と作物 (9)
- 作付方式と土壌肥沃度に関する調査(技術体系組立) (7)
- 熱帯地方の産肉性能に関する研究 (7)
- タイにおける畑土壌の生産力に関する研究 (4)
- フイリピンにおけるアワノメイガの大量飼育法の改良及びトウモロコシの抵抗性検定 (4)
- ブラジルにおけるモロコシマダラメイガの生態 (4)
- スリランカ・ドライゾーンにおける農業用水量、幹・支線水路の分水機構に関する研究 (3)
- 土壌肥料 (3)
- 熱帯の畜産(肉牛)に関する研究 (3)
- 熱帯畑作開発 (2)
- 畑作生産事情 (2)
- 野菜生産の熱帯・亜熱帯間の比較調査 (2)
- イネノシントメタマバエの発生生態に関する研究 (1)
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