パンくず
ギニアグラスのアポミクシス育種法 = Apomixis Breeding In Guineagrass
スライドNo.
01-099-05
スライドの内容
ギニアグラス 農林1号「ナツカゼ」の草姿。
作成年月(西暦)
1990
作成年(西暦)開始
1990
作成年(西暦)終了
1990
国名(日)
国名(英)
Japan
地域・場所(日)
石垣
地域・場所(英)
Ishigaki
Keywords(英)
Apomixis,breeding,cytology,guineagrass
作成者名(日)
中川仁
作成者名(英)
Nakagawa Hitoshi
所属(英略号)
TARC
flickr ID
所蔵機関
国際農林水産業研究センター
所蔵機関識別子
所蔵場所緯度
36.053662
所蔵場所経度
140.09002
画像ファイル名
01-099-05.jpg
資源タイプ
still image
資源タイプresource
物理的形態
スライドフィルム
課題
-
熱帯・亜熱帯・温帯間の作物の導入じゅん化
有用作物の導入、馴化については主として旧作物導入馴化研究室(現作物導入栽培研究室)が実施し、一部を作物育種研究室が分担してきた。旧作物導入馴化研究室は熱帯及び亜熱帯から作物、品種・系統を探索、導入して特性を調査し、その有用性を一次評価するとともに、その保存や特性調査方法の開発、育種による馴化、定着を図るための研究を行ってきた。導入、馴化のもう一つの大きな目的は、より優れた新品種の作出のために導入した有用な遺伝資源の活用を図ることである。この観点から、前述の両研究室は導入した各種作物の遺伝的特性の生理・生態的解明や繁殖等育種の基礎に関する研究を行ってきた。現在までに導入した作物は、サトウキビ、パインアップル、暖地型牧草(イネ科、マメ科)、緑肥作物、キャッサバ、ステビア、食用マメ類、エネルギー植物、桑、トウモロコシ、熱帯果樹及び野菜等の多岐にわたっている。導入後、一次評価を経て有望視された作物の品種・系統の定着馴化に関する研究は、しばしば支所以外の試験研究機関とも連携して進められてきた。また、その一部は国内における育種関係機関に配布されて育種材料として活用されている。例えば、暖地型牧草については、世界各地から多数の材料を収集し、一次評価を行い亜熱帯における貴重なデータの蓄積が行われてきた。さらに、熱帯マメ科牧草では、亜熱帯に適する有望草種が見出され、定着化を図るために栽培特性の解明に関する研究や現地への定着の可能性の検討が行われてきた。また、イネ科牧草では、探索収集された系統が他場所で育種母材に利用され、当支所における試験等を経てギニアグラスの「ナツカゼ」や「ナツユタカ」が育成されている。最近ではこれらの成果を受けて経常研究や平成元年度から開始された特別研究「マージ土壌」において我が国の亜熱帯への暖地型牧草の定着馴化を図るために継続して研究を実施している。また、食用マメ科作物では、導入したシカクマメから有望系統が選抜され、その後、旧作物栽培研究室(現作物導入栽培研究室)に引き継がれ、品種「ウリズン」が育成されて普及しつつある。このほか、導入した野菜の中から環境耐性を有するものや、マメ科草では緑肥作物としての有望草種も見出されている。
このほか、導入馴化に関しては、熱帯・亜熱帯における野菜生産の現状や生産上の問題点等の調査・解明、導入探索の手法の検討、定着を図るためのイネ科牧草根圏の窒素固定機能の種間差異の解明、導入対象地の南西諸島の日射エネルギーの地理的変異や季節的変動の実態解析、マメ科草種の耐干性機構の解明がなされている。さらに、馴化に関しては、ギニアグラスのアポミクシス(一種の単為生殖)による繁殖を活用した育種による馴化の効率化、有性生殖系統の探索と育成、アポミクシス遺伝子の分析、遺伝子の発現に対する環境条件の影響等に研究が発展しつつある。なお、これらの遺伝育種学的研究は平成元年度から作物育種研究室に引き継がれることになった。なお、熱帯作物の導入については平成元年度から熱帯果樹の導入が本格化することになった。
