中国における果菜類等の耐病性優良系統の育成

熱帯農業研究センターと上海市農業科学院園芸研究所において「中国における果菜類等の耐病性優良系統の育成」(熱研プロジェクト「中国野菜」)が実施された。
熱研プロジェクト「中国野菜」において、森下昌三らは中国の亜熱帯地域の夏野菜の不足を解消するため、キュウリについて当該地域の耐暑性、耐病性に優れた在来品種と多収、高品質の台湾、日本、中国品種との交配から耐暑性、耐病性、収量性、品質に優れたF1品種「雑交1号」、「雑交2号」、「雑交 3号」を育成し、杉山慶太らはキュウリ「ふ116号」、「ふ119号」、イチゴ「申旭1号」、「申旭2号」を育成した。
上海近郊のピーマン栽培農家を視察し、病虫害発生状況、特にウイルス病について調査し、抵抗性育種推進上の基礎資料とする。ある農家の定植前のピーマン苗には、既にアブラムシの寄生及びウイルスの被害と考えられる奇形葉が認められた。苗の段階でのウイルス汚染は果実品質、収量に大きな悪影響を与えるため、育苗期のアブラムシ防除を徹底することがCMV等のウイルス病対策として不可欠であると考えられた。また、TMVは種子感染することから、乾熱滅菌による種子消毒が望まれた。また、上海市農業科学院・園芸研究所で実施中であったピーマン品種へのTMV-pの接種検定について、説明を受けるとともに、その問題点について指摘した。
課題No.
p0028
事業実施:開始年
1992
事業実施:終了年
1995
対象国