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無被覆栽培では、少なくとも週一回程度の薬剤散布を行わないと良質の野菜は生産できない。亜熱帯夏期の害虫の種類としてコナガ、キスジノミハムシ等が挙げられる。
資材の種類も沖縄では寒冷紗や化繊ネットの防風ネット、ダイオネットが用いられ、その資材の特性、目合、色などによって使い分けられているが、いずれの資材も無被覆に比べてパクチョイの初期生育促進に効果が高い。
被覆下の環境の特徴として、日中の気温は上昇するが、強日射の穏和、地温の上昇抑制、土壌水分の安定的保持防風、湿度の保持などが挙げられ、きびしい亜熱帯夏期の野菜生産環境を穏和する効果が高い。
亜熱帯夏期の最大照度は約15万1Xである。パクチョイの成長に対しては遮光率40%(8万1X)程度までは成長速度に影響しないが、サントウサイなど葉菜類の多くは強日射条件下では遮光によって増収する。
パクチョイの生育適温は25℃前後である。べたがけ栽培では日中被覆下の気温上昇(外気より1~3℃高い35℃程度に上昇)が問題であるので、気温上昇を抑圧するような資材の開発、被覆方法等栽培技術の改善が必要である。
地温25℃以上では高温ほどパクチョイの生育が劣る。亜熱帯では夏期の地温は地表下10cmでも30℃以上になることから、資材被覆による地温上昇抑制は葉菜類の生産安定に効果が高い。
パクチョイの生育は土壌水分のやや多いPF1.5で最大となる。資材被覆による土壌水分保持効果が、べたがけ栽培における生産安定効果をもたらす要因の一つである。
パクチョイの生育に好適な風速は0.1~1.4m/sである。亜熱帯では通年平均4~5m/sの風が吹いていることから、資材被覆による防風(減風)は葉菜類の生産安定に効果が高い。
湿度60~80%の範囲では高湿ほどパクチョイの生育が優れる。亜熱帯では夏期の湿度は日中で50~60%に低下するので、資材被覆による湿度保持は葉菜類の生産安定に効果が高い。
石垣島は、四面珊瑚礁に囲まれたわが国最南端の一島一市の島。島の北側中央部は沖縄県最高峰の於茂登岳(526m)を有し、東西に連山が延び、亜熱帯特有の植生はかん養林として生活、産業の源となっている。
国道390号線は、我が国際南端の終着国道、沿道の色彩豊かなハイビスカス、クロトンの葉模様とオオハマボウ、ガジュマル、ハスノハギリ、アダン等の防潮林が叢生し、特有の景観を呈している。
ヒルギは河口流域の干潮地帯の砂州に自生する樹木。種類はオヒルギ、ヤエヤマヒルギ、シマヒルギ等があり混生して群落を形成している。干潮にはタコ足状の無数の気根が露出する。樹高4~6m、径10~20cmに達する。
この八重山ヤシは石垣島、西表島のみに自生する一属一種の珍種。石垣島では於茂登岳の北側山麓一帯に多く、樹高15~20m、径20~30cmに達する。「米原八重山ヤシ群落」は国の天然記念物に指定され、観光の名所となっている。
防風林の造成は、昭和56年頃から本格的に開始される。モクマオウとフクギまたテリハボクを組み合わせたものである。幹線農道の舗装はサトウキビ収穫期間中、サトウキビを満載したケンプカーの往来が激しく、道路保全上、不可欠となっている。
真栄里ダムは於茂登山麓にあり、昭和57年に竣工、総貯水量230万トン、利水用容量130万トン内農業用水が120万トン、洪水調節機能を持つ多目的ダムである。この他に農業専用ダムの石垣ダムと建設中の底原ダム、名蔵ダムがある。
人力による収穫作業がほとんどで、鍬、ナタ、鎌で地際から刈り倒し、脱葉鎌で梢頭部を切除したり枯れ葉、古根、土等を除く作業。サトウキビ栽培に要する労働時間は10a当たり約180時間で、その51%は収穫作業で占められている。
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出張課題(日)
- 熱帯地域における水稲直播栽培技術の確立 (212)
- 熱帯・亜熱帯有用作物の育種 (91)
- 亜熱帯地域における作物の病害虫の生態及び防除 (59)
- ペルーおよびメキシコのばれいしょ・とうもろこしの有用遺伝子の単作、導入調査 (44)
- 熱帯・亜熱帯・温帯間の作物の導入じゅん化 (34)
- 北アフリカにおける農業及び農業研究の実態調査 (29)
- 中近東の地域農業特性解明 (24)
- 中南米の自然条件と農業類型の関連に関する調査 (23)
- 亜熱帯条件下における地力の維持増進 (22)
- 南米畑作生産システム (22)
- 熱帯・亜熱帯における牧草・飼料作物の導入・じゅん化 (20)
- アフリカの乾燥・半乾燥地における草地の資源変動と保全技術の開発 (18)
- 亜熱帯地域による作物の栽培法の改善 (18)
- 熱帯反すう家畜のルーメン微生物相の解明 (17)
- アフリカの農業の現状と農業研究の実態調査 (16)
- 試験圃場の管理運営に要する試験及び調査 (16)
- 東南アジアの地域別農業の特性解明調査 (15)
- オセアニア地域における家畜生産および畜産研究実態調査 (8)
- 熱帯における草地及び畜産システムの開発 (8)
- 西アフリカにおける農林業の特性解明調査 (7)
- 南太平洋島しょ諸国の農業特性の解明 (5)
- アフリカの畜産資源調査 (4)
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