アフリカにおける牛のピロプラズマ病の研究

家畜のビロプラズマ病はタイレリア及びバベシア原虫に起因する病気で、世界的な分布を持つ病気であるが、特に東アフリカ海岸熱(East Coast Fever:ECF)と呼ばれる牛のタイレリア病は、東アフリカ諸国において猛威をふるい、トリパノゾーマ病とともに、その防除対策が急がれている。また、EFC耐過の牛は、通常再感染に対して強い抵抗性を示すけれども、株によっては交差感染免疫が成立し
ないことから、発生地ごとの病原体の性状検索が重要な課題である。南は80~82年に、ケニアの国際獸疫研究所においてタイレリアの経済的で有効な免疫学的予防法の開発のために血清学的鑑別診断法の確立のための研究を実施し、ECFの病原体であるTheileria para (TP)の培養マクロシゾントを抗原として、モノクローナル抗体の作成(16系)及びその検出法(間接蛍光抗体法)の検討とタイレリア
の種間及び株間の関係を調べた。16系のモノクローナル抗体を用いて、T P10株、T.lawrencei(TL)5株及びT.taurotragil株の関係を調べた結果、タイレリアの種間の区別は明瞭で、TP10株は3群に区分、TL5株はそれぞれ異なる性状を示した。
課題No.
p0033
事業実施:開始年
1980
事業実施:終了年
1990
対象国
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