VaryAlaプロジェクトとは
VaryAlaとは、マダガスカル語でお米(Vary)と森林(Ala)を組み合わせた造語で、本プロジェクトが目指す "Valorizing AgRicultural sYstems with Advanced LAndscape stewardship"の略称でもあります。日本語のプロジェクト名は「森林と水田が共存した持続的で多様なファーミングシステムの構築」です。
飢餓人口の増加と農地拡大にともなう環境破壊は、どちらも世界の食料安全保障に対する脅威です。本プロジェクトでは、双方の問題解決の要になるアフリカの小規模農家に焦点を当て、水田の生産性を高める技術的解決策と森林消失が及ぼす水田生産への影響の科学的エビデンスを同時に提供することで、不安定な農業生産と環境破壊の負の連鎖に歯止めをかけ、持続的な食料生産システムに転換できることを明らかにします。得られた実践的成果をもとに、同様のアプローチを波及させ、アフリカの貧困削減・栄養改善・持続的農業の推進に貢献します。