・FRIM-JIRCASプロジェクト運営会議における成果発表、および森林再生による生態系機能向上効果の評価に向けた土壌炭素フラックス観測(環境適応型林業)
・伐採パーム幹の農園内放置がもたらす影響評価に向けた遺伝解析(JICAパームトランク4期)

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0424 2024年03月 - 2024年03月 マレーシア

成果の概要

マレーシア森林研究所(FRIM)で開催されたFRIM-JIRCASプロジェクト運営会議に参加し、課題「熱帯林遺伝資源を活用した造林が生態系機能に及ぼす影響の評価」について成果発表を行った。また、ペラ州森林局が管理するチクス森林保護区内の森林再生事業地およびマレーシア森林研究所が管轄するネグリスンビラン州内のパソ森林保護区において野外調査を実施した。チクス森林保護区では、植栽後約30年が経過した林分において樹木成長量の測定を行うとともに、パソ森林保護区では、森林の再生が生物多様性および生態系機能の向上に及ぼす効果を評価することを目的に、保護区内の原生林および皆伐後約50年が経過した二次林において土壌炭素フラックス観測を実施した。
上記、成果発表および野外調査に加え、伐採パーム幹の農園内放置が農園内の資源循環およびオイルパーム個体の成長に強く関わる土壌微生物叢に及ぼす影響を把握するため、マレーシア理科大学においてオイルパーム農園試験地で採取した土壌を対象とした遺伝子実験を行った。

マレーシア

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