ラオス在来淡水エビ孵化幼生の飼育試験に関する進捗状況の確認およびデータ取得
成果の概要
野外より得られたラオス在来淡水エビM. nipponenseの抱卵個体をラオス水生生物資源研究センター内の施設において飼育し、孵化幼生を得ることに成功した。得られた幼生を用いて最適飼育条件を明らかにするための試験を行った。1尾の親より得られた孵化幼生を4群に分け、それぞれを異なる4条件(淡水、池水、地下水、塩水)で飼育したところ、幼生は最長でも孵化後14日しか生残することができなかった。一方、前回の出張で孵化幼生を得たM. sintangenseは、孵化後2ヶ月で平均体長9mmにまで成長しており、形態にも異常は見られなかった。
ラオス