タイワンカブトムシの被害にあったココヤシ

スライドNo.
04-104-12
国名(日)
国名(英)
Malaysia
地域・場所(日)
サンダカン
地域・場所(英)
Sandakan
所属(英略号)
TARC
flickr ID
所蔵機関
国際農林水産業研究センター
所蔵場所緯度
36.053662
所蔵場所経度
140.09002
画像ファイル名
04-104-12.jpg
資源タイプ
still image
物理的形態
スライドフィルム

課題

  • アブラヤシの害虫に関する研究
    アブラヤシ Elacis guineensis Jack は1848年アフリカより東南アジアに導入された比較的新しい作物であり、東南アジアでは主としてインドネシヤで栽培されていた。その生産性は高いが、戦前は油の純化技術が低く、その市場は大きくなかった。
    戦後精製技術が進歩し、需要が増したことにより栽培面積は増加した。殊にゴム、木材産業が減少したマレイシアではアブラヤシの生産をこれに代わるものとして、その栽培に力を入れたので、現在では世界最大の生産国となった(Barrett 1970)。
    しかし、新しい作物であるため、作物としての生態系の中における位置が安定しておらず、また大農園方式をとるために特殊な植相をっくる結果となり、害虫密度を制御する天敵が減り、マレイシアでは各所にその害虫の発生が見られている(Syed 1976)。例えばサ
    バ州のパーモル·プランテーション(7000ha)では毎年200 ヘクタール以上の被害を見ている。
    マレイシアでの主な害虫は葉を食害するミノガとイラガである(Sankaran 1970, Wood 1968)。同国のサバ州(旧北ボルネオ)では、州政府はこれの防除のためにCIBC(Common Wealth Institute of Biological Control)と協力して、ミノガの生態と防除の研究を1970年より開始した。
    報告書の著者はマレイシア国サバ州と熱帯農業研究センターの共同でおこなわれたサバ州農業開発研究協力の内、アブラヤシのイラガの防除を目的として本害虫の形態と生態に関する研究を担当し、同州、サンダカンにあるアブラヤシ研究所において1972年8月から1976年7月まで4年間にわたり、これを実施した。