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オイルパーム幹は水分含量が高く乾燥が困難なため高水分のままサイレージ貯蔵した方が有利であるのでサイレージとしてドラム罐内に貯蔵しているところ。
左側がNaOH処理したオイルパーム幹(OPT)、右側が未処理の新鮮OPTである。アルカリ処理することによりOPTの細胞壁が破壊され、消化率が向上する。NaOH最適含量は乾物の約7%である。
オイルパーム幹は乾燥、解繊する事により簡単に繊維部分(VASCULAR BUNDLES)と桑組織(PARENCHYMA)に分けられる。桑組織部分は建築素材としても利用できないが、反芻家畜用飼料としては嗜好性も良く有効に利用できる。
ドラム罐を利用したサイレージ、及びNaOH処理OPTの貯蔵は実験的に極めて便利で、自由に輸送可能であり貯蔵量も数から判断でき、開封後2-3日で使いきってしまうので変敗の心配もない。
オイルパーム幹(OPT)混合飼料の長期給与の影響を調べるため、ACC牛(AUSTRALIAN COMMERCIAL CROSSES)にOPTを30%の割合で給与し、増体量、肉質について検査した。実験前は比較的痩せているのがわかる。
オイルパーム幹サイレージ混合飼料を長期給与した場合でも全く障害が認められず、実験前の動物の状態と比較しても極めて良好であることが窺える。1kg増体するのに8.8kg飼料を必要とした。
オイルパームの幹を飼料用に2cm以下に細切し、保存のため乾燥しているところであるが、水分が70%と高く乾燥に5日間要し、しかも常時反転する必要があるため極めて多労である。乾燥処理は実際的ではなかった。
オイルパーム幹は可溶性糖類を多量に含むため、乳酸発酵しやすい。そのため高水分のままでも嫌気状態にしておけば、乳酸発酵し、高品質のままサイレージの状態で保存できる。
オイルパーム幹を高温高圧で蒸煮処理することにより通常の熱帯牧草に優る消化率にまで改善できる。至適蒸煮条件は12.5kg/cm 2-7分程度であった。
新鮮オイルパーム幹はクリーム色、もしくは薄茶色であるが、NaOH処理することにより茶褐色となる。蒸煮処理すると黒褐色となり、酢酸臭が強い。
OPT混合飼料を飽食された実験で、OPTサイレージは全体に40-50%、NaOH処理OPTは60-70%迄まで混合して給与することができることが判明した。
パームプレスファイバー(PPF)、オイルパームの幹、茎(PETIOLE)は粗蛋白質(CP)含量が極めて少ないが、葉は14.8%と高い。しかし、リグニン含量が高いため物理化学的処理による消化率の改善効果は余り期待できない。ビタミン A・Eについては直接分析していないが、油ヤシ研究所(PORIM)での分析結果があり、葉に多量に含まれている。
オイルパーム幹を未処理乾燥、蒸煮処理、NaOH処理、サイレージ処理したものの各成分消化率を稲藁と比較した。乾物(DM)、有機物(OM)の消化率をみると蒸煮>NaOH>サイレージ>未処理乾燥オイルパーム幹>稲藁の順に高い値を示しており、何も処理しなくても幹は稲藁より消化率が良いことを示した。粗蛋白質(CP)と粗脂肪含量(EE)は低いため誤差範囲にあり使えない。
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