熱帯反すう家畜のルーメン微生物相の解明
熱帯の発展途上国における家畜飼養にとって、粗剛な飼料の利用効率を高めることが重要な課題である。なかでも、反すう家畜においては、ルーメン微生物相が種々の意味で飼料の利用効率に影響するので、その改良に留意する必要がある。基盤技術研究部においては、以上のような要請に応えるため、1989年よりマレイシア農業大学獣医畜産学部と協力して、プロジェクト研究を実施している。
マレイシアの水牛および牛のル-メンの繊維分解菌ーFibrobacter succinogenes、Ruminococcusーを比較、水牛ルーメン内に生息する繊維分解菌のほうが、牛のそれよりも強力な繊維分解能を有することを見出した。またマメジカから繊維分解菌が分離され強力な繊維分解能を示した。マレイシアの反すう家畜(牛、水牛、羊、山羊)の上部および下部消化管よりビフィダス菌の分離を試みたが、高いオーダーでは検出できず、消化管に占めるビフィダス菌の割合が欧米の家畜に比して低いことが示唆された。In vitro実験でわらにセルロース紙を添加することによって、わらの消化率が著しく増大した。ミモシン・DHP分解菌群の純粋菌の生存には、極めて高度の嫌気度が不可欠であることが明かになった。
マレイシアの水牛および牛のル-メンの繊維分解菌ーFibrobacter succinogenes、Ruminococcusーを比較、水牛ルーメン内に生息する繊維分解菌のほうが、牛のそれよりも強力な繊維分解能を有することを見出した。またマメジカから繊維分解菌が分離され強力な繊維分解能を示した。マレイシアの反すう家畜(牛、水牛、羊、山羊)の上部および下部消化管よりビフィダス菌の分離を試みたが、高いオーダーでは検出できず、消化管に占めるビフィダス菌の割合が欧米の家畜に比して低いことが示唆された。In vitro実験でわらにセルロース紙を添加することによって、わらの消化率が著しく増大した。ミモシン・DHP分解菌群の純粋菌の生存には、極めて高度の嫌気度が不可欠であることが明かになった。
課題No.
p0040
事業実施:開始年
1988
事業実施:終了年
1993
対象国