熱帯油糧資源
熱帯農産物資源の利用加工研究においては、タイ国農業局との協力のもとに、「熱帯油糧資源」(昭和54~57年)、「キャッサバ種子の油脂ならびに蛋白」に関する研究(昭和58~59年)をおこなった。熱帯において普遍的にみられるテリハボク樹種子の仁の油脂については、不飽和酸が67%を占めて不乾性油に属し、石鹼などの工業原料にむくことを明らかにした。タイ産シカクマメの油脂については、その含量が、 19%程度で、リノレン酸含量を高めるような育種が期待される。タイ産オクラの油脂については、脂肪含量が15.8%で不飽和酸に富むことを明らかにした。近年、タイ国に導入されたキャッサバ品種には容易に結実し、1株で約100gの種子を生産するものがあり新油糧資源として期待できる。脂肪含量は、25%蛋白含量は18%であった。不飽和脂肪酸含量は83%であり、リノール酸にとむので食用油として期待できる。さらに油糧種子に含まれるタンバク質の利用は、製油副産物の有効利用上重要であるので、タイ国産油糧種子類、大豆加工品等、合計20点についてアミノ酸組成を測定した。結果として、シカクマメにリジン.落花生にグルタミン酸が多いことをみとめた。
課題No.
p0011
事業実施:開始年
1979
事業実施:終了年
1989