Trifolium Scabrum

スライドNo.
01-118-05
スライドの内容
西アジアに自生するマメ科一年生草。
作成年月(西暦)
1990.04.22
作成年(西暦)開始
1990
作成年(西暦)終了
1990
国名(日)
国名(英)
Syria
地域・場所(英)
Aleppo
対象分野
Keywords(英)
Legume,dry Area,sheep Grazing
作成者名(日)
高畑滋
作成者名(英)
Takahata Shigeru
所属(英略号)
TARC
flickr ID
所蔵機関
国際農林水産業研究センター
所蔵場所緯度
36.053662
所蔵場所経度
140.09002
画像ファイル名
01-118-05.jpg
資源タイプ
still image
物理的形態
スライドフィルム

課題

  • アフリカの乾燥・半乾燥地における草地の資源変動と保全技術の開発
    アフリカの乾燥·半乾燥地帯の多くは極めて低牧養力の自然草地となっているが、これらの地帯はより乾燥地の砂漠に連なっており、容易に砂漠化する危険を常にはらんでいる。砂漠化の原因としては超長期的には気候変動が影響するが、短期的には過度の作付け、過度の放牧、過度のかんがいが砂漠拡大の3大要因とされている。
    過放牧は牧草バイオマスと家畜採食量の比によって発生する現象である。従って、牧草バイオマスを増大させると同時にこれらを家畜に適正利用させれば、過放牧による砂漠化の危険性はかなりの程度減少せしめることができる。
    このため本研究は草地の生産力の増強を図りつつ、これらの地帯の環境を維持·保全する技術の開発を目的とし平成1~5年度間のプロジェクト研究としてスタートした。シリアのアレッポにある国際機関である乾燥地熱帯作物研究所(ICARDA)と共同でこのプロジェクトを推進することとなった。
    ICARDAは北アフリカをカバーし、また、モロッコ、チュニジア、エジプト等に支所がある。広いアフリカを相手にしてアフリカの1国と協力するとその国だけにとどまり、広域な場を相手にする場合は支障をきたすおそれがある。アフリカについては我国も東南アジアに比べて未知の国でありまず国際研究機関にはいり、そこに集まっている各国の研究者からの情報を得ながら、共同研究を開始するのが適当と判断し共同研究を開始した。
    研究内容は1)リモートセンシング技術等によって草地の季節的、経年的変動及び土壤、水分、植生、気象との関係で要因解析を行う。2)放畜システムを取り上げ、牧草資源の利用実態を家畜飼養の経済性の視点から解明し、生産システムにおける農業経済的問題解明を実施中である。当研究所はリモートセンシング技術では研究歴がなく、熱研からコンピューター等の機械を持ち込み整備した。現在年間雨量200mm前後のステップ植生地域に出現する主要な草種の採種と標本作成を行いリストを作成した。
    ところでICARDAの考えているmarginal land とは降水量が少なく地形·地質から穀作ができないところを指し、農業的にはpastureとして使われ、草類がはえるものを glassland、かん木類で占められるものを shrub land といっている。アレッポから南東120kmに Adamy という7,000haの Shrub land試験地がある。ここで Atriprex、Salsola、Artemisiaなどのかん木類の直播や移植の試験を行っていた。さらに20km離れた所にMarga試験地があり共に国有地で一般の家畜の放牧はさせずに独自に1万頭の羊を放牧させていた。直播でもある程度の地表処理を必要とするし、移植にいたっては育苗から移植まで膨大な資金と労力を必要としている。