「みどりの食料システム戦略」を踏まえたアジアモンスーン地域向けの技術カタログに「林業・水産」分野の技術を追加
―各国と技術を共有し、持続可能な食料システムの構築を推進―

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令和5年9月29
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「みどりの食料システム戦略」を踏まえたアジアモンスーン
地域向けの技術カタログに「林業・水産」分野の技術を追加
―各国と技術を共有し、持続可能な食料システムの構築を推進―

ポイント

  • 「みどりの食料システム戦略」を踏まえたアジアモンスーン地域向けの技術カタログ(Ver.2.0)を令和5年9月29日に国際農研Webサイトで公開
  • 「みどりの食料システム戦略」で掲げる生産力の向上と持続可能性の両立に貢献しうる森林保全や水産物の資源管理など8技術を新たに加え、国際農研、農研機構、森林総研、水産研究・教育機構の成果から計31技術を掲載
  • 各国とこれらの技術を共有し、アジアモンスーン地域における持続的な食料システムの構築を推進

概要

 国際農研は、令和5年3月、国際農研と農研機構が国内での研究や国際共同研究で近年(直近10年程度)得た成果の中から、温室効果ガス削減、化学肥料低減、化学農薬低減など、「みどりの食料システム戦略」で掲げる分野に貢献しうる農業分野の計23技術を取りまとめ、技術カタログVer.1.0として公開しました(令和5年3月27日プレスリリース)。技術カタログは、G7農業大臣会合での配布やUN Food Systems Coordination HubのWebサイトのニュースへの掲載などを通じて、世界各国に発信しています。
 今般、Ver.1.0に記載した農業分野の技術に加え、国際農研、森林総研、水産研究・教育機構による成果の中から森林保全や水産物の資源管理など8技術を新たに掲載し、Ver.2.0として英文と和文でそれぞれ公表しました(計31技術を掲載)。
 また、Ver.2.0の公開に併せて、技術カタログをWebデータベース化し、国際農研Webサイトで公開しました。これにより、利用者が、みどりの食料システム戦略の実現に貢献する分野(例:「温室効果ガス削減」や「化学農薬低減」)や品目(例:「水稲」や「畜産」)に関係する情報を選択し、閲覧したい技術を参照することが可能になりました。
 技術カタログは、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及担当者、農林漁業者、民間セクターを含む多様な関係者に利用されることを想定しています。農業分野の技術に加え、今回記載した林業・水産分野の技術についても各国と共有し、技術の応用や実装を促していくことで、アジアモンスーン地域における持続的な食料システムの構築を推進していく予定です。
 なお本取組は、農林水産省の「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」の交付を受けて、「グリーンアジア」プロジェクトの一環として実施しています。

問い合わせ先

国際農研(茨城県つくば市)理事長 小山 修

研究推進責任者:
国際農研 プログラムディレクター 飯山 みゆき
研究担当者:
国際農研 社会科学領域長兼プロジェクトリーダー 舟木 康郎
広報担当者:
国際農研 情報広報室長 大森 圭祐
プレス用 e-mail:koho-jircas@ml.affrc.go.jp

【参考資料】

技術カタログ公開URL(令和5年9月29日9:00公開)
日本語:https://www.jircas.go.jp/ja/greenasia/techcatalog
英 語:https://www.jircas.go.jp/en/greenasia/techcatalog
※みどりの食料システム国際情報センターWebサイト内
 
技術カタログの表紙および内容

技術カタログの表紙および内容

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