成果の概要

新産業酵母を用いた発酵残渣の飼料化を目指し、牛への供与試験を行うため発酵残渣の生産規模を実験室レベルから拡大して生産することを実施した。スケールアップして発酵残渣を作成することを考慮し、安定して酵母を生育することができる条件を検討した。検討した条件下では酵母の増殖を確認することができた。これらの酵母が実験室とおなじ機能を有するかどうかを今後測定する。滞在中に酪農家および研究機関を訪問して、新産業酵母を用いた飼料について説明した。双方からは餌の安全性についての質問が多かったので、ウシの健康面への影響には非常に関心が高いと感じた。