成果の概要
モーリタニア国においてモーリタニア国立サバクトビバッタ防除センターと共同でサバクトビバッタの生態解明のための野外調査を実地した。本年は降雨量が少なく、バッタが発生しなかったため、来年以降の飼育の準備と隣国セネガルでの調査体制の準備を整えることに集中した。昨年度、収集したデータの解析を進め、(1)幼虫における集団形成時の場所選好性と植物との関係、(2)成虫における一日の内の温度変化と生息地及び行動の変化に関する知見が得られた。さらに、ガーナから輸送してもらう車両の受取りの準備を行った。