成果の概要

ハイガイ養殖場周辺に流入する河川水の水質がハイガイの成長や生残に及ぼす影響を明らかにするため、平成28年2月28日にセランゴール周辺海域において水質調査を行った。2月28日～3月1日には、ブロー川河口から沖合にかけての海域において25時間連続で潮汐に伴う水質の変化の調査を行った。今回の調査結果とこれまでの結果を総合すると、運河からの酸性水の流出は周年起こっているが流量の少ない季節には養殖漁場周辺海域の水質を酸性化させるには至らないと推察された。本中期計画期間の終了にあたり、各種事務手続き及びカウンターパート機関関係者との今期に得られた成果の取りまとめに関する打ち合わせを行った。