成果の概要

令和5年10月にICRISAT（国際半乾燥地熱帯作物研究所）圃場に播種されたIS20205 x IS 20624から作出した208個体からなるRIL集団について、登熟期に達したため、カウンターパートと共に作物学的評価を行った。対照的な生育を示すRIL10系統（窒素応答良好5系統、劣悪5系統）を特定すると共に、根圏土壌を採取した。根圏土壌試料は、採取後、風乾され、根の残渣をふるいにより除去し、国際農研で測定する土壌硝化ポテンシャルの測定に向け、発送準備を行うこととした。
RIL集団遺伝解析、BNI（生物的硝化抑制）強化ソルガム作出、BNI強化ソルガムのEx-ante分析の担当者と研究内容と今後の進め方について協議した。また、BNI研究をトウジンビエに適用するためICRISAT育種家と意見交換を実施し、RIL集団については、確認のための遺伝子型検定を行うことをカウンタパートと合意した。