Leymus racemosus N転座#7を含む新規BNIコムギ系統の種子生産およびオブレゴン圃場での収量試験の指導、Leymus racemosus N短腕3A転座の導入予定のMunalおよびBorlaug2020の試験準備・打合せ
成果の概要
メキシコのCIMMYT(国際トウモロコシ・小麦改良センター)に滞在し、次世代転座としてよりBNI(生物的硝化抑制)能が高いN転座#7を持つBNI強化コムギ系統が正しく系統維持されているか、ゲノミックin situ hybridization法を用いて確認を行った。また、種子増殖のための播種を本部温室施設で行った。
圃場収量試験を行うため、北メキシコにあるオブレゴン圃場においても播種を行った。一方で、オオハマニンニクN染色体短腕をコムギ3A染色体に導入したLr#N-SA-3Aが育成されてきている。この転座の活用をCIMMYTと協議し、この転座も新たなBNIコムギ系統育成のために活用して行くことで一致した。
メキシコ