成果の概要

ラジャスタン州ウダイプールで開催された全インドオオムギコムギ研究推進会議に参加し、議論に参加することで、AICRP（All India Coordinated Research Program）-Wheat and Barleyを通じたコムギ品種の登録、普及に繋がる情報収集を行った。
また、SATREPS（地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム）プロジェクト「生物的硝化抑制（BNI）技術を用いたヒンドゥスタン平原における窒素利用効率に優れたコムギ栽培体系の確立（以下、BNIコムギ）」の合同調整会議（JCC）ならびに合同技術会議（JTC）を開催し、プロジェクトの進行が順調であることを確認した。テランガナ州ハイデラバードで開催されたG20 Technical Workshopに出席し、BNI研究について講演すると共に、意見交換を行い、BNI技術が気候変動対応への切り札の１つとしての評価を得た。
ICRISAT（国際半乾燥熱帯作物研究所）では、ソルガムRIL（組換え自殖系統）集団の送付と、今後の圃場試験の手法についての議論を行い、合意に至った。