SATREPSマダガスカルプロ課題2「養分の吸収利用に優れた育種素材開発」における現地圃場試験の播種
成果の概要
SATREPSマダガスカルで出張者が担当する「養分の吸収利用に優れた育種素材開発」の課題では、現地リン欠圃場での形質評価による表現型データから、新たな低リン耐性に関連したQTLの探索を達成目標とする。本出張では、以下の活動を実施して、アウトプットのための基盤を整備した。1.低リン耐性に関するQTL解析を目的とした交配集団(F5)について、マダガスカルの複数の低リン圃場での栽培試験を開始した。2.低リン耐性イネとして期待されるDJ123とIR64の交配集団から選抜された有望系統(F5)のリン酸欠乏圃場での栽培試験を開始した。3.FOFIFAカウンターパート研究者との意見交換により、播種の作業方法や今後の交配温室の利用方法に関する相互理解が得られた。
マダガスカル